【イベントレポート】湘南博懇親会

同じ思いを持ち、未来の湘南に希望を描く人たちの新しい発信と交流の場がスタート

 
4月29日(金)から約40日間行われている第2回『湘南博』スタートを前に、4月28日(木)、湘南T-SITE 1号館2階湘南ラウンジにて、オープニングとして懇親会が行われました。
第1回目同様に、タッグを組んで発信する『SHONAN TIME』編集長の富山英輔さんや今回の企画のアドバイザーである川廷昌弘さんをはじめ、40日間のさまざまなフェアやイベントに関わるたくさんの方々にご参加いただきました。
参加者の皆さんは、トークや歌を楽しんだり、LIFE Seaの軽食を召し上がったりしながら、お互いに交流を深めておられました。
 
 
 
最初に開催宣言として、第2回湘南博実行責任者・鎌田崇裕と『SHONAN TIME』編集長 富山英輔さんからご挨拶、湘南から「サステナビリティ」について発信する意味についてお話いただきました。
 
 
 
そして、富山さんと神奈川県顧問SDGs推進担当 川廷昌弘さんの「未来のためのサステナブルアクション対談」も行われました。
 

お二人は20年ほどのお付き合いとのこと。
「海や里山という生きた自然が日常の中にあり、同時に先端を追いかける都市生活もできるバランスの取れた湘南は、このテーマを語るのにふさわしい場所である」ということ、さらに「湘南独自の文化や新しいものも生み出している、こうしたところは日本全国を探してもほかにはない、地球レベルでアピールできるエリアだ」と、熱く語ってくださいました。
「今後も、海洋汚染などの問題の発信を続けていくことで、ポートランド、バークレーなどと並ぶサステナビリティの発信地となれるようにしていきたい」と、川廷さん。
そして「こうした機会を作ることで、すてきな活動を続けている人たちに出会うこともできているし、一度きりにならず、続けていきたい」と富山さんも語っておられました。
 
 
その後、ご参加いただいた皆さんの中から代表して数名の方に、「マイ サステナビリティ」として、今回のフェアに対する思いやサステナビリティに対するそれぞれの取り組みについてお話いただきました。
 
日本ゼオン株式会社「project LNES」プロジェクトリーダー 児島清茂さん

日本ゼオンは、ゴムやプラスチックなどの素材を作る会社。
会社の持つテクノロジーとサステナビリティをどうつなげるのか、その一つの答えが、「LNES」という製品であること、そしてビジネスの場である都心に近く、自然がたくさんある湘南だからこそ、テクノロジーを通じて自然と人の暮らしがつながる体験を提供していきたいというお話をしてくださいました。
 
株式会社ゴールドウィン ザ・ノース・フェイス事業部 後藤大志さん

特別協賛されている「湘南国際マラソン」の取り組みについてお話していただきました。
「この大会は、世界初のマイボトル・マラソン。参加者約2万人がボトルを持つことを義務付けられます。
通常のマラソン大会では、紙コップ、プラカップ、ペットボトルが大量にゴミとして発生し、ボランティアは、ゴミを処理する係になってしまっているのが現状。
これではスポーツとしても持続可能性がなく、環境にもよくないと考え、ゴミを出さないマラソン大会を目指すことにしました。
この取り組みが、環境を考えるきっかけになればと思っています」と、語られました。「湘南国際マラソン」は、12月に行われます。
 
春夏秋冬 檀上貴史さん

神奈川県の農家の年間所得の平均が88万円であること、そこから日本の農業の問題点について、さらにそうした問題について意識を持ち、判断力を持つこと、生産物に対してきちんと対価を払うことの大切さについて、説得力のあるお話をしてくださいました。
 

Fujisawa SSTマネジメント代表取締役社長 荒川 剛さん
湘南T-SITEのあるFujisawa SSTの未来像についてお話いただきました。
スマートタウンとして、エネルギー、セキュリティ、モビリティ、コミュニティ、ウェルネスの5つのサービスをワンストップで提供する、「進化し続ける街」として、これからのさらなる取り組みについて語っていただきました。
 
 
また、今回2階イベントスペースでご出店の「エシカル・スピリッツ」様の新商品も試飲としてふるまわれ、その香りと味を多くの方が楽しまれていました。
 
最後に、自然と旅を愛するシンガーソングライターMiyuuスペシャルライブが行われ、やさしい歌声に包まれ、なごやかで温かなフィナーレとなりました。
 
用意されたLIFE Seaのお料理も大人気で、終了時にはほとんどどのお皿も空になり、フードロスほぼゼロ(!)のイベントとなりました。
 

「湘南発 地球を考える」というテーマを元に、同じ思いを持って集まってくださった皆さん、こじんまりとした集まりだったこともあり、あちこちで初対面の参加者同士で新しい交流が生まれていたようです。
ここからまた新しいつながりが生まれて、おもしろい企画が始まればうれしいですね。
 
 

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