【フェア】
藤井旭の星空の本と星の手帖社グッズフェア
藤井旭の星空の本と
星の手帖社グッズフェア
書店の天文コーナーの星空関連の本を手に取ると、その多くに「藤井旭」という名前を見ることができます。長年にわたり大人から子どもまで楽しめる星の本を監修されてきた天文写真家・藤井旭さんが昨年末お亡くなりになられました。今回はその業績を称えたフェアを開催します。
代表作『星になったチロ』(ポプラ社)『白河天体観測所』(誠文堂新光社)は、星好きの仲間と建てた天文観測所での日々が綴られています。長年のパートナーとなった愛犬チロとの出会いや別れ、チロや仲間たちと星空を眺めながら過ごす日々の記録は、天体観測の楽しさはもちろん、仲間と共に何かを成し遂げる喜びや犬と人間の交流の奇跡が豊かな筆力により伝わってくる名著です。天文ファンにはお馴染みの『天文年鑑』(誠文堂新光社)も藤井さんの長年にわたる尽力で毎年刊行されてきました。
また、藤井さんの星仲間の阿部昭さんが代表を務める星の手帖社は、星空関連のグッズや藤井さん監修のオリジナル図鑑も数多く手がけています。初めての星空観察に適したポケット図鑑や組み立て望遠鏡をはじめ、美しい画像のポスターや新学期の準備にもおすすめの下敷きや定規などの文房具まで、手元で宇宙を楽しめるものをたくさん揃えました。
藤井さんの遺してくれた、星空への道しるべとなる多くの本やグッズで、星空と出会う春を楽しみませんか。
1941年山口市生まれ。多摩美術大学デザイン科を卒業後、星仲間たちと共同で星の美しい那須高原の一隅に白河天体観測所を、また南半球のオーストラリアにチロ天文台を作り、天体写真などの撮影に打ち込む。天体写真の分野では国際的に知られている。天文関係の著書も多数あり、そのファンも多い。主な著書に『星になったチロ』(ポプラ社)、『星座大全』(作品社)、『月と暮らす。』『星と暮らす。』『星と星座が光る星座早見』(誠文堂新光社)など多数。1983年、アメリカのローウェル天文台でB.A.スキップ博士が発見した小惑星3872版は、Akirafujii(アキラフジイ)と命名されている。2022年12月28日逝去。
- 会期 2023年3月2日(木)~2023年4月9日(日)
- 時間 9:00-21:00
- 場所 3号館1階 湘南 蔦屋書店
- 主催 / 問い合わせ先 湘南 蔦屋書店 0466-31-1510(代表)