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【広島 蔦屋書店】クリスマスに贈りたい本 その人のことを想うこと

 
特別な夜に思い出すのは誰のことでしょう
一番大切な人でしょうか、あなたの人生を変えた人でしょうか
それとも、あなたの幸せを一番願ってくれている人のこと?
 
その人のことを想うだけで
心が暖かくなって、気持ちが楽になって、前に進んでいける
それって、なんて素敵な魔法なのでしょう
 
そんなことを考えながら、本を選んでみました
 
そう、あなたのことを想いながら
 
 
 
 
文学コンシエルジュ 江藤宏樹のおすすめ

 
 
『大聖堂』レイモンド カーヴァー 村上 春樹 訳/中央公論新社
カーヴァーの短編はどれもエッジが効いていて無駄がなく完璧だ。中でも私が一番好きなのは「大聖堂」である。妻は目の見えない人に代読作業をする仕事をしている。ある晩、妻は目の見えない男性の友人を家に連れてくる。夫は妻と仲良くしている彼のことがちょっと気に入らなくて失礼なことを言ったりする。しかし、夫は彼と一晩を過ごすうちに彼のことを理性ではなく心の底から理解し始める。そんな奇跡的で美しく感動的な一夜の話。
 
 
 
児童書 佐藤のおすすめ
 
 
『ぼくの伯父さん』伊丹十三/つるとはな
映画監督として世間に注目される前の伊丹十三が、1960年代から70年代にかけて執筆したエッセイを収めた本。彼がどれほど洗練された人物であったのか。その見識の高さ文章の面白さは圧倒的です。
思うのです。本ってすごいなあと。こんな偉大な人が、日々どんなことを感じたり考えたりしていたのかを、うかがい知ることができる。書かれたものを読んでその人を感じること。読むことは、誰かを想うことに通じる心の営みだと思います。
 
 
 
食コンシェルジュ 河賀のおすすめ
 

『旅するインテリア Pieces of Travel』口尾麻美/ケンエレブックス
欲しいものやかわいいものであふれたお部屋は見てるだけでワクワクします。旅する料理研究家の口尾麻美さんが旅先で出会った食卓や町並、また連れ帰った旅のかけらで彩られたお部屋がオールカラーで掲載されている本書はまるで写真集のよう。アンチ断捨離インテリア術も必見です(笑)一緒に旅に行きたいあの人や、一緒においしい料理を食べたいあの人とこの本を見ると、きっと笑顔になれるはずです。
 
 
Kidsコンシェルジュ 宮本のおすすめ

『ほしをさがしに』しもかわらゆみ/講談社
ながれ星に3回願いを唱えると、その願いが叶うという小さなころに聞いたおまじない。
ある日、ねずみはながれ星を見つけました。ずっと会いたいと思っていたもぐらくんに会わせてほしいという願い。それを叶えてもらうため、消えたながれ星を仲間と一緒に探していると、とても素敵なことが起こりました!小さなかわいい願いのように、「今、どうしているかな」とふと頭に浮かんで会いたくなる人を想って、願いを込めてみませんか。
 
 
人文 神崎のおすすめ
 

『自省録』マルクス・アウレーリウス 神谷美恵子訳/岩波文庫
クリスマスに何を贈ろうか考えていた。生きること、生きていくことがつらいと感じている君に何が伝えられるだろう。マルクス・アウレーリウスの「自省録」は、ローマ皇帝であった彼の自分自身との対話の記録だ。彼は常に自分と向き合い、誠実に自分自身であろうと努めた。いくつかの言葉は君の力になるだろう。前へ進むために立ち止まること、時に後退することも必要だと知ってほしい。踏み出す一歩が常に君らしくあることを願ってこの本を贈ろう。Merry Christmas
 
 

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