廣島蚤の市インタビューあなたに届けたいものがあるんだ
この度の廣島蚤の市のテーマは「あなたに届けたいものがあるんだ」。
アンティークやヴィンテージのものには、例えば嫁入り道具として贈られたイニシャルの刺繍を入れたリネンなど、大切に使われ、そして受け継がれ、今も残っているものがあります。その技術なども、伝統として現代まで残っています。そこで、今回は「受け継がれるもの」をキーワードにKOLBENOVA 、Pyöritä 、La Grasse Matineeの三店舗に、私たちがなかなか知ることのない地方の伝統を感じるアイテムについて、そして自身が受け継いだもの、受け継いでいきたいものについてのお話しを聞いてみました。ぜひお愉しみください。
須永さん
「小さな宝石に出会える町 ― ヤブロネツとガラスボタン」
ー お取り扱いのもので、地方の伝統を感じるものはありますでしょうか。
チェコ北部の山あいにある町、ヤブロネツ・ナド・ニソウ(Yablonec nad Nisou)。良質な石英砂や木材、豊かな水源に恵まれ、ガラス工芸に最適な環境が整っていた「ガラスとビーズの都」。19世紀から世界中に輝きを届けてきた特別な場所です。
金型に溶かしたガラスを流し込んでプレスした立体模様、虹のように光るラスター仕上げやガラスならではの磨りガラス加工、ハンドペイントをはじめ、全ての工程をひとつひとつ職人の手によって丁寧に手作りされたチェコのガラスボタン。直径わずか数センチのボタンに、花や星、虹色の輝きがぎゅっと詰まっているのです。
どれも「ボタン」というより、小さな芸術作品。
ヤブロネツでは今でも、昔ながらの工房で職人たちが100年以上前の金型を使い、ガラスボタンを作り続けていますが後継者問題もあり、ボタンのプレスができる職人さんはわずか数名です。
こんなに素敵ものが今後作られなくなってしまうのは勿体無い…!ということでヴィンテージから近代に近いものまで様々なボタンを集めています。
歴史を感じながらも、今のファッションやインテリアにもしっくり馴染むデザイン。贈り物にすればきっと「こんなボタン見たことない!」と驚かれるはずです。当店はそんなガラスボタンをもっと普段使いできるようにアクセサリーにアレンジしています。
ぜひ、あなただけのお気に入りを見つけてください。
ー 出店者さんご自身が、誰かから受け継いだもの、もしくは受け継いでいきたいものについて教えてください。
20年来の付き合いのイラストレーターの友人 から譲り受けた孔雀の絵。
譲り受けたというか、とても素敵なのに彼女の部屋に捨てられていたので拾って額装したものです。
彼女は以前同じ企業に勤めていた、グラフィックデザイナーでした。仕事や作る作品がいつも素晴らしいので、ずっと歳上の先輩だと思っていたら同年代で…仲良くなり、家も行き来するようになった頃、この絵に出会いました。この孔雀の絵、線の流れがしなやかで、羽の模様も丁寧に描き込まれていて、見ていると自然と目が引き込まれ…シンプルな構図なのに存在感があって、繊細なのに強さを感じるところに惹かれました。本人からしたらたくさん描いたうちの1枚だったり練習作だったりするのかもしれませんが…ずっとお気に入りでもう何年も我が家の壁を彩っています。
ー 今回、当日お持ちいただけるものについて、注目してほしい部分をぜひ教えてください。
ハンガリーのカロチャ刺繍と刺繍モチーフの飾り皿をお持ちします。ハンガリー南部の小さな町、カロチャ(Kalocsa)。ここで生まれた「カロチャ刺繍」は、国を代表する民芸のひとつとして世界中から愛されています。
真っ白な布地に、鮮やかな花々が咲き誇るカロチャ刺繍。赤や青、黄色、緑…カラフルな糸で描かれるバラやチューリップ、スミレは、見ているだけで心を華やかにしてくれます。
もともとは18世紀の終わり、修道女たちが白糸だけで縫い上げていた繊細な刺繍がはじまり。やがて色とりどりの糸が使われるようになり、カロチャの人々の暮らしやお祭りを彩るようになりました。
特徴は、花をびっしりと咲かせるようなデザインと、本数どりを多くした刺繍糸でふっくら立体的に刺したサテンステッチの美しい仕上がり。民族衣装のブラウスやエプロン、テーブルクロスやクッションカバーなど、暮らしのあらゆる場面を華やかに演出してきました。
今回当店はそんなカロチャ刺繍を様々なサイズやバリエーションでご用意しております。また、そんな刺繍柄をモチーフにした手描きの飾り皿もございます。ハンガリーの暮らしを彩った、手作りのアイテムをぜひお楽しみください。
実店舗を持たずイベントを中心に出店。
Pyöritä
古澤さん
「素材や色・形のもつ美しさが感じられる伝統技術」
ー お取り扱いのもので、地方の伝統を感じるものはありますでしょうか。
地産地消という考え方は、日本だけでなく世界各国に根付いています。フィンランドのKupittaan savi 製陶所は、国産の赤土を原料にして煉瓦や食器を生産しました。海外輸出を行っていたアラビア製陶所とは異なり、同社は国内の消費者に向けて生産を行いました。その形や色合いは素朴ながら味わいがあり、またオブジェクトのような存在感ももっています。Kupittaan savi 製陶所の作品には大胆な絵付けが施されたものもありますが、当店では素材のもつ美しさが感じられるものを選んでいます。
ー 出店者さんご自身が、誰かから受け継いだもの、もしくは受け継いでいきたいものについて教えてください。
古き良き住まいと暮らし
今春、1980年代に建てられたマンションに移り住みました。外構の整然とした美しさや高台からの眺望にも惹かれましたが、当時の内装が残されていたことに感動しました。この類の建物は、内装に手が加えられていることが大半ですので、所有者の住まいに対する思い入れを感じました。もちろん所々は悲鳴をあげていますが、私も可能な限りその佇まいを維持していければと思います。
ー 今回、当日お持ちいただけるものについて、注目してほしい部分をぜひ教えてください。
当店では、有名・無名に関わらず、現地(北欧諸国)を訪れて良いと感じたものを選んでいます。それらには、素材や色・形といった本質的なものの美しさが備わっています。一見すると地味ですが、デザインの耐久性が高いものは、より長く快適に使うことができると考えています。いずれの商品も直接みていただくことで、その良さがさらに実感できるかと思います。ぜひ、ブースにお立ち寄り下さいませ。
名古屋市北区大杉3-9-23 中村ビル1階
La Grasse Matinee
赤井さん
「フォルムの美しい白磁の伝統品」
ー お取り扱いのもので、地方の伝統を感じるものはありますでしょうか。
○LIMOGESのcasserole(鍋)
フランスには本業である絵画彫刻の作品制作と発表の為に6年間滞在していました。その間、フランスのみならずあらゆるヨーロッパの都市を訪れ、その数はヨーロッパの主要都市だけで40〜50都市に及びます。
そんな中から、フランスの伝統のものというテーマで一番に浮かんだのはLimoge(リモージュ)の鍋でした。Limogesと聞くと街というイメージより商品ブランドの方が日本の方にとってはピンとくるくらい有名ですね。少し主要観光都市からはそれぞれ離れていて日本人が行くにはあまりポピュラーな場所や位置には無いかと思うのですが…実は私自身も都市自体は実際には未だ訪れた事がありませんが、フランスに住んでいた時でも日本の方のイメージ通り白い陶器のブランドメーカーとして有名で知られていました。
弊社でのレギュラーアイテムと言ってもいいLimogesの手付き鍋、片手付きタイプはcasseroleと言い、両手付きの抱えるタイプをmarmiteと言います。美術的観点から見た時のデザイン性の高さとスタイリッシュなフォルムに魅力があり、使用していない時でも壁にフックでかけて飾ってインテリアの様な楽しみ方もできます。
この鍋は1930年代にのみ製造された貴重な物で最近では年々未使用及び状態の良い物の数が少なくなってきており値段もかなり上がってます。主に弊社では片手付きの真っ白なタイプの物を扱っていますが、今回発見したtoile de jouy(トワルドジュイ)柄は本当に数が少なく滅多にお目にかかれない物で弊社でも扱うのは初めてです。しかも使用形跡がないのでデッドストックです。
今回の廣島蚤の市でお持ちする予定でサイズ別に4個のみとなります。
Limogesはブローチを中心にしたアクセサリーも多く製造しておりそちらも取り扱っているので、ぜひ見てほしいアイテムです。
ー 出店者さんご自身が、誰かから受け継いだもの、もしくは受け継いでいきたいものについて教えてください。
このテーマに沿った物を考えた時一番最初に頭に浮かんだものは特別な誰かから受け継いだ物では無いですが今後、息子に受け継ぎたい物として、20歳の頃(今から27年前)にネットオークションで当時でもそこそこいい値段で購入したvivienneの初期赤タグのイギリス1980年代製造のバッファローコートでした。元々は世代的に矢沢あいさんのNANAが一世を風靡していた時代でその時VIVIENNEがとても流行し、映画ではこのコートを俳優のノブ役の成宮君が着ていてネットオークションで一目惚れして買いました。
若い時は着ていてそこまでこの服の良さが正直分かってなく、そこまでお気に入りという事はなかったのですが、自分が色々な人生経験を積む中で初期のvivienne westwood本人の人体をとてもよく研究してデザインされた美しいフォルムとヴィジュアル、機能性に気付くようになりました。今では手に入ったとしても数十万円はするようです。
この服はある程度年齢を重ねた方がその存在の重厚感からも似合うかもしれませんね。
今でも毎年冬の時期になると着用するのですが上質で繊細な皮と角でできた特殊なボタンを使用している為(ボタンは失くしたら2度と手に入らなそう)かなり気を付けて使用しています。フランスでの寒さもこれで乗り切りました。思い出が沢山詰まった品です。
ー 今回、当日お持ちいただけるものについて、注目してほしい部分をぜひ教えてください。
○フランスのハンコ
毎回、廣島 蚤の市にはお持ちしていて弊社=ああ、あのハンコ屋さんねと認識してる方も多いと思います。
フランスの古いハンコも10年前に比べると大分フランス国内で値上がりしていて大量に揃えるのが難しくなってはきましたが今回も頑張ってフランスから集めているところです。これも結構何でもいいわけではなく欠けたりしてないか摩耗してなくちゃんと柄が出るかなどチェックが必要なんです。日本人では発想しないようなシュールなデザインが人気な理由かもしれません。今回もお持ちしますので、ぜひチェックください。
実店舗を持たずイベントを中心に出店。
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この度の廣島蚤の市のテーマは「あなたに届けたいものがあるんだ」。
アンティークやヴィンテージのものには、例えば嫁入り道具として贈られたイニシャルの刺繍を入れたリネンなど、大切に使われ、そして受け継がれ、今も残っているものがあります。その技術なども、伝統として現代まで残っています。そこで、今回は「受け継がれるもの」をキーワードにKOLBENOVA 、Pyöritä 、La Grasse Matineeの三店舗に、私たちがなかなか知ることのない地方の伝統を感じるアイテムについて、そして自身が受け継いだもの、受け継いでいきたいものについてのお話しを聞いてみました。ぜひお愉しみください。
須永さん
「小さな宝石に出会える町 ― ヤブロネツとガラスボタン」

ー お取り扱いのもので、地方の伝統を感じるものはありますでしょうか。
チェコ北部の山あいにある町、ヤブロネツ・ナド・ニソウ(Yablonec nad Nisou)。良質な石英砂や木材、豊かな水源に恵まれ、ガラス工芸に最適な環境が整っていた「ガラスとビーズの都」。19世紀から世界中に輝きを届けてきた特別な場所です。
金型に溶かしたガラスを流し込んでプレスした立体模様、虹のように光るラスター仕上げやガラスならではの磨りガラス加工、ハンドペイントをはじめ、全ての工程をひとつひとつ職人の手によって丁寧に手作りされたチェコのガラスボタン。直径わずか数センチのボタンに、花や星、虹色の輝きがぎゅっと詰まっているのです。
どれも「ボタン」というより、小さな芸術作品。

ヤブロネツでは今でも、昔ながらの工房で職人たちが100年以上前の金型を使い、ガラスボタンを作り続けていますが後継者問題もあり、ボタンのプレスができる職人さんはわずか数名です。
こんなに素敵ものが今後作られなくなってしまうのは勿体無い…!ということでヴィンテージから近代に近いものまで様々なボタンを集めています。
歴史を感じながらも、今のファッションやインテリアにもしっくり馴染むデザイン。贈り物にすればきっと「こんなボタン見たことない!」と驚かれるはずです。当店はそんなガラスボタンをもっと普段使いできるようにアクセサリーにアレンジしています。
ぜひ、あなただけのお気に入りを見つけてください。
ぜひ、あなただけのお気に入りを見つけてください。
ー 出店者さんご自身が、誰かから受け継いだもの、もしくは受け継いでいきたいものについて教えてください。
20年来の付き合いのイラストレーターの友人 から譲り受けた孔雀の絵。
譲り受けたというか、とても素敵なのに彼女の部屋に捨てられていたので拾って額装したものです。
彼女は以前同じ企業に勤めていた、グラフィックデザイナーでした。仕事や作る作品がいつも素晴らしいので、ずっと歳上の先輩だと思っていたら同年代で…仲良くなり、家も行き来するようになった頃、この絵に出会いました。この孔雀の絵、線の流れがしなやかで、羽の模様も丁寧に描き込まれていて、見ていると自然と目が引き込まれ…シンプルな構図なのに存在感があって、繊細なのに強さを感じるところに惹かれました。本人からしたらたくさん描いたうちの1枚だったり練習作だったりするのかもしれませんが…ずっとお気に入りでもう何年も我が家の壁を彩っています。
譲り受けたというか、とても素敵なのに彼女の部屋に捨てられていたので拾って額装したものです。
彼女は以前同じ企業に勤めていた、グラフィックデザイナーでした。仕事や作る作品がいつも素晴らしいので、ずっと歳上の先輩だと思っていたら同年代で…仲良くなり、家も行き来するようになった頃、この絵に出会いました。この孔雀の絵、線の流れがしなやかで、羽の模様も丁寧に描き込まれていて、見ていると自然と目が引き込まれ…シンプルな構図なのに存在感があって、繊細なのに強さを感じるところに惹かれました。本人からしたらたくさん描いたうちの1枚だったり練習作だったりするのかもしれませんが…ずっとお気に入りでもう何年も我が家の壁を彩っています。

ー 今回、当日お持ちいただけるものについて、注目してほしい部分をぜひ教えてください。
ハンガリーのカロチャ刺繍と刺繍モチーフの飾り皿をお持ちします。ハンガリー南部の小さな町、カロチャ(Kalocsa)。ここで生まれた「カロチャ刺繍」は、国を代表する民芸のひとつとして世界中から愛されています。
真っ白な布地に、鮮やかな花々が咲き誇るカロチャ刺繍。赤や青、黄色、緑…カラフルな糸で描かれるバラやチューリップ、スミレは、見ているだけで心を華やかにしてくれます。
もともとは18世紀の終わり、修道女たちが白糸だけで縫い上げていた繊細な刺繍がはじまり。やがて色とりどりの糸が使われるようになり、カロチャの人々の暮らしやお祭りを彩るようになりました。
特徴は、花をびっしりと咲かせるようなデザインと、本数どりを多くした刺繍糸でふっくら立体的に刺したサテンステッチの美しい仕上がり。民族衣装のブラウスやエプロン、テーブルクロスやクッションカバーなど、暮らしのあらゆる場面を華やかに演出してきました。
今回当店はそんなカロチャ刺繍を様々なサイズやバリエーションでご用意しております。また、そんな刺繍柄をモチーフにした手描きの飾り皿もございます。ハンガリーの暮らしを彩った、手作りのアイテムをぜひお楽しみください。

実店舗を持たずイベントを中心に出店。
Pyöritä
古澤さん
「素材や色・形のもつ美しさが感じられる伝統技術」

ー お取り扱いのもので、地方の伝統を感じるものはありますでしょうか。
地産地消という考え方は、日本だけでなく世界各国に根付いています。フィンランドのKupittaan savi 製陶所は、国産の赤土を原料にして煉瓦や食器を生産しました。海外輸出を行っていたアラビア製陶所とは異なり、同社は国内の消費者に向けて生産を行いました。その形や色合いは素朴ながら味わいがあり、またオブジェクトのような存在感ももっています。Kupittaan savi 製陶所の作品には大胆な絵付けが施されたものもありますが、当店では素材のもつ美しさが感じられるものを選んでいます。

ー 出店者さんご自身が、誰かから受け継いだもの、もしくは受け継いでいきたいものについて教えてください。
古き良き住まいと暮らし
今春、1980年代に建てられたマンションに移り住みました。外構の整然とした美しさや高台からの眺望にも惹かれましたが、当時の内装が残されていたことに感動しました。この類の建物は、内装に手が加えられていることが大半ですので、所有者の住まいに対する思い入れを感じました。もちろん所々は悲鳴をあげていますが、私も可能な限りその佇まいを維持していければと思います。
今春、1980年代に建てられたマンションに移り住みました。外構の整然とした美しさや高台からの眺望にも惹かれましたが、当時の内装が残されていたことに感動しました。この類の建物は、内装に手が加えられていることが大半ですので、所有者の住まいに対する思い入れを感じました。もちろん所々は悲鳴をあげていますが、私も可能な限りその佇まいを維持していければと思います。


ー 今回、当日お持ちいただけるものについて、注目してほしい部分をぜひ教えてください。
当店では、有名・無名に関わらず、現地(北欧諸国)を訪れて良いと感じたものを選んでいます。それらには、素材や色・形といった本質的なものの美しさが備わっています。一見すると地味ですが、デザインの耐久性が高いものは、より長く快適に使うことができると考えています。いずれの商品も直接みていただくことで、その良さがさらに実感できるかと思います。ぜひ、ブースにお立ち寄り下さいませ。

名古屋市北区大杉3-9-23 中村ビル1階
La Grasse Matinee
赤井さん
「フォルムの美しい白磁の伝統品」

ー お取り扱いのもので、地方の伝統を感じるものはありますでしょうか。
○LIMOGESのcasserole(鍋)
フランスには本業である絵画彫刻の作品制作と発表の為に6年間滞在していました。その間、フランスのみならずあらゆるヨーロッパの都市を訪れ、その数はヨーロッパの主要都市だけで40〜50都市に及びます。
そんな中から、フランスの伝統のものというテーマで一番に浮かんだのはLimoge(リモージュ)の鍋でした。Limogesと聞くと街というイメージより商品ブランドの方が日本の方にとってはピンとくるくらい有名ですね。少し主要観光都市からはそれぞれ離れていて日本人が行くにはあまりポピュラーな場所や位置には無いかと思うのですが…実は私自身も都市自体は実際には未だ訪れた事がありませんが、フランスに住んでいた時でも日本の方のイメージ通り白い陶器のブランドメーカーとして有名で知られていました。
フランスには本業である絵画彫刻の作品制作と発表の為に6年間滞在していました。その間、フランスのみならずあらゆるヨーロッパの都市を訪れ、その数はヨーロッパの主要都市だけで40〜50都市に及びます。
そんな中から、フランスの伝統のものというテーマで一番に浮かんだのはLimoge(リモージュ)の鍋でした。Limogesと聞くと街というイメージより商品ブランドの方が日本の方にとってはピンとくるくらい有名ですね。少し主要観光都市からはそれぞれ離れていて日本人が行くにはあまりポピュラーな場所や位置には無いかと思うのですが…実は私自身も都市自体は実際には未だ訪れた事がありませんが、フランスに住んでいた時でも日本の方のイメージ通り白い陶器のブランドメーカーとして有名で知られていました。

弊社でのレギュラーアイテムと言ってもいいLimogesの手付き鍋、片手付きタイプはcasseroleと言い、両手付きの抱えるタイプをmarmiteと言います。美術的観点から見た時のデザイン性の高さとスタイリッシュなフォルムに魅力があり、使用していない時でも壁にフックでかけて飾ってインテリアの様な楽しみ方もできます。
この鍋は1930年代にのみ製造された貴重な物で最近では年々未使用及び状態の良い物の数が少なくなってきており値段もかなり上がってます。主に弊社では片手付きの真っ白なタイプの物を扱っていますが、今回発見したtoile de jouy(トワルドジュイ)柄は本当に数が少なく滅多にお目にかかれない物で弊社でも扱うのは初めてです。しかも使用形跡がないのでデッドストックです。
この鍋は1930年代にのみ製造された貴重な物で最近では年々未使用及び状態の良い物の数が少なくなってきており値段もかなり上がってます。主に弊社では片手付きの真っ白なタイプの物を扱っていますが、今回発見したtoile de jouy(トワルドジュイ)柄は本当に数が少なく滅多にお目にかかれない物で弊社でも扱うのは初めてです。しかも使用形跡がないのでデッドストックです。

今回の廣島蚤の市でお持ちする予定でサイズ別に4個のみとなります。
Limogesはブローチを中心にしたアクセサリーも多く製造しておりそちらも取り扱っているので、ぜひ見てほしいアイテムです。
ー 出店者さんご自身が、誰かから受け継いだもの、もしくは受け継いでいきたいものについて教えてください。

このテーマに沿った物を考えた時一番最初に頭に浮かんだものは特別な誰かから受け継いだ物では無いですが今後、息子に受け継ぎたい物として、20歳の頃(今から27年前)にネットオークションで当時でもそこそこいい値段で購入したvivienneの初期赤タグのイギリス1980年代製造のバッファローコートでした。元々は世代的に矢沢あいさんのNANAが一世を風靡していた時代でその時VIVIENNEがとても流行し、映画ではこのコートを俳優のノブ役の成宮君が着ていてネットオークションで一目惚れして買いました。
若い時は着ていてそこまでこの服の良さが正直分かってなく、そこまでお気に入りという事はなかったのですが、自分が色々な人生経験を積む中で初期のvivienne westwood本人の人体をとてもよく研究してデザインされた美しいフォルムとヴィジュアル、機能性に気付くようになりました。今では手に入ったとしても数十万円はするようです。
若い時は着ていてそこまでこの服の良さが正直分かってなく、そこまでお気に入りという事はなかったのですが、自分が色々な人生経験を積む中で初期のvivienne westwood本人の人体をとてもよく研究してデザインされた美しいフォルムとヴィジュアル、機能性に気付くようになりました。今では手に入ったとしても数十万円はするようです。

この服はある程度年齢を重ねた方がその存在の重厚感からも似合うかもしれませんね。
今でも毎年冬の時期になると着用するのですが上質で繊細な皮と角でできた特殊なボタンを使用している為(ボタンは失くしたら2度と手に入らなそう)かなり気を付けて使用しています。フランスでの寒さもこれで乗り切りました。思い出が沢山詰まった品です。
ー 今回、当日お持ちいただけるものについて、注目してほしい部分をぜひ教えてください。
○フランスのハンコ
毎回、廣島 蚤の市にはお持ちしていて弊社=ああ、あのハンコ屋さんねと認識してる方も多いと思います。
フランスの古いハンコも10年前に比べると大分フランス国内で値上がりしていて大量に揃えるのが難しくなってはきましたが今回も頑張ってフランスから集めているところです。これも結構何でもいいわけではなく欠けたりしてないか摩耗してなくちゃんと柄が出るかなどチェックが必要なんです。日本人では発想しないようなシュールなデザインが人気な理由かもしれません。今回もお持ちしますので、ぜひチェックください。
毎回、廣島 蚤の市にはお持ちしていて弊社=ああ、あのハンコ屋さんねと認識してる方も多いと思います。
フランスの古いハンコも10年前に比べると大分フランス国内で値上がりしていて大量に揃えるのが難しくなってはきましたが今回も頑張ってフランスから集めているところです。これも結構何でもいいわけではなく欠けたりしてないか摩耗してなくちゃんと柄が出るかなどチェックが必要なんです。日本人では発想しないようなシュールなデザインが人気な理由かもしれません。今回もお持ちしますので、ぜひチェックください。

実店舗を持たずイベントを中心に出店。