【広島 蔦屋書店】美大って、なんだ?
フェア・展示
2号館1F アートコーナー平台 2022年02月16日(水) - 04月12日(火)
美術大学って、どんなところ?
どんな人がいるの?
卒業生って、なにしているの?
そんな、謎だらけな美術大学をちょっとだけのぞいてみましょう。
今回は、武蔵野美術大学にスポットを当て、美術大学という不思議空間を探ってみます。
日々、誰もがなにかを表現しつくりだしているといってもいいのではないでしょうか。
たとえば、手でなにかを描く、身体を動かす、ことばを紡ぐ。
おおげさかもしれませんが、「生きている」ことは、なにかをつくりだしていること。
そこに、おおいにこだわったおもしろみに溢れた人たちに、本を通して出会えるかもしれません。
広島 蔦屋書店 犬丸
武蔵野美術大学の先生・出身者の本を、ほんの一部ですがここでご紹介します。
フェアにあわせ、著者のみなさまからお勧めコメントが届いています。
『ムサビ日記 リアルな美大の日常を』手羽イチロウ
このムサビ日記は、2007年の美大生の日常を綴った一冊です。
『ブルーピリオド』に、『ルックバック』に、『海が走るエンドロール』に、と第2次美大ブームがやってきてますが、当時から美大生は悩み、迷い、立ち止まりながら自分を信じて進んでました。ぜひ彼ら彼女らの葛藤をご覧ください!
著者プロフィール
美大愛好家。
福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。
2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年『ムサビ日記 -リアルな美大の日常を』を出版。三谷幸喜と浦沢直樹と西原理恵子とみうらじゅんと羽海野チカと銀魂と合体ロボットとパシリムとバチェラーとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。
現在はPARTNER_WEBにてブログ「手羽美術大学★」を日々連載中。
『民俗学 ヴァナキュラー編: 人と出会い、問いを立てる』加藤 幸治
コロナ禍のなかで学ぶ、多くの美大生が身近な生活のなかに、あるいは自分自身の人生を省みながら、テーマやモチーフを見出しはじめています。
ヴァナキュラーとは、人々の生活のなかから生まれる暮らしや造形文化。
生活の実感に根ざした問いを見出すために、民俗学を通じてヴァナキュラーを学んでみませんか。
著者プロフィール
武蔵野美術大学教養文化・学芸員課程教授。和歌山県立紀伊風土記の丘学芸員(民俗担当)、東北学院大学文学部歴史学科教授(同大学博物館学芸員兼任)を経て、2019年より現職。博士(文学)。専門は民俗学、博物館学。
近著に『津波とクジラとペンギンと―東日本大震災年、牡鹿半島・鮎川の地域文化』(社会評論社、2021年)、『渋沢敬三とアチック・ミューゼアム―知の共鳴が創り上げた人文学の理想郷』(勉誠出版、2020年)など多数。
『絵本とイラストレーション 見えることば、見えないことば』今井 良朗
絵本を甘く見てはいけない!
生活のため、ひいては生きるための知恵が潜ませてある。生活に寄り添った絵本は、コミュニケーションの本質を探るうえでも面白い。アートから見るか、デザインから見るか、ことばで繋いでみるか、視点を変えると観方も変わる。
表現された世界を愉しむのもいい、表現してみることでわかることもある。
著者プロフィール
武蔵野美術大学名誉教授。専門分野は、ポスターや絵本などのグラフィック表現を対象にした表現論、視覚表象研究、コミュニケーション・デザイン。
アート、デザインを社会的な作用や文化現象としてとらえ、メディアの現在について考察。他にワークショップなどによる地域活動の実践。
詳細な活動や著作は、今井良朗先生のウェブサイト「ことばとイメージ 想像することの愉しみ」(https://imaiyimp.jp/)でご覧いただけます。
【 ご協力 】
武蔵野美術大学出版局
- 期間 2月16日(水) - 4月12日(火)
- 場所 2号館1F アートコーナー平台