西島大介 Night

フェア・展示
2号館1F 蔦屋書店  2017年04月28日(金) - 06月05日(月)
広島在住のマンガ家である、 西島大介さんの世界観を表現しました。

【作者紹介】

西島大介は1974年東京生まれのマンガ家。2005年より「DJまほうつかい」名義で音楽活動も行っている。
2004年に初の長編コミック『凹村戦争』(早川書房)を刊行。『ディエンビエンフー』はベトナム戦争を
テーマにした作品だが、少年と魔法使いの少女との恋物語を描いた『世界の終わりの魔法使い』(河出書房新社)
などSFやファンタジーの世界観を背景に、かわいいキャラクターが現実の人間社会が抱える矛盾や不安を
代弁する独自のマンガを発表し続けている。
今回展示している作品群でテーマとなっているのは、『すべてがちょっとずつ優しい世界』の登場人物である
「ぼうや」である。この「ぼうや」は人間とも動物ともつかない不思議な寓話的存在であるが、そのモデルは作者の息子である。
『すべてがちょっとずつ優しい世界』では小さな共同体の小さな幸福が、街の人々の手に負えない大きな力によって
すこしずつ崩壊が進んでいく。このようなストーリーから、同作品は福島第一原子力発電所の事故以後の世界を連想させる。
この作品では東日本大震災後の現代を生きる私たちへのメッセージ性の強さが評価され、第三回広島本大賞を受賞、
第17回文化庁メディア芸術祭推薦作に選出された。

【フェア内容】

西島大介さんのアート作品の展示と著作の販売
  • 場所 2号館1F 蔦屋書店 
  • 主催 広島 蔦屋書店
  • お問い合わせ 広島 蔦屋書店 082-501-5111

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