【広島 蔦屋書店】本のヌード集
本のヌードだヨ!全員集合
脱がすとすごい本、全員集合! 「本の顔」といわれるカバーってありますよね。 そのカバーを剥 は がすと、いやーん♥ そこにあらわれるのが、「本 のヌード」=表紙 です。 このカバー (や帯、函 はこ ) と表紙のギャップに、 じつは作り手の工夫がぎっしり詰まっていることをご存じでしょうか?
この『本のヌード集』では、 「われこそは、本 を脱がせてきた!」と豪語する達人が厳選した 美しき「本のヌード」をご紹介します。
この冊子は、2018年10月2~20日、 大阪・堂島 にある本屋「本は人生のおやつです!!」で開催された 「本のヌード展」をもとに作られたものです。 「本のヌード」 の秘密の園を知ってしまったあなたは、 以降の読書人生において、きっと本を手にとると、 そっとカバーを剥がしてみたくなる衝動に駆られることになるでしょう。 ああ…なんたる、快楽! では、どんなヌードが現れるのか、 脱がすとすごいあんな本やこんな本、さっそくどうぞ!
末澤寧史 (本のヌード展主宰)
小出楢重と谷崎潤一郎 小説『蓼喰ふ虫』の真相
「本のヌード展」の選書を頼まれた時、まっさきに思い浮かんだ本。本書は小出楢重と谷崎潤 一郎のつながりを書いた評論で、ジャケットで小出が描いている絵を、表紙にカラーで印刷し たら入れ子みたいになって面白いんじゃないか、と思いついた。
素材の選定中に、一枚の画に釘付けになった。なんて美しい背中のヌードだろう!「蓼食う虫」とは直接的な関連はないの だけど、この絵を使うことになった。個人的好み丸出し装丁。それにしても、ジャケットが1~2 色で、表紙が4色という本って、なんとも色っぽいと思うのです。
矢萩多聞(画家・装丁家)
本のヌードの世界はいかがだったでしょうか。興味を持っていただけたならまず、お持ちの本を片っ端から脱がせてみましょう(やさしくね)。新たな楽しみと発見が待っているかもしれません。そして現在「本のヌード集」フェアを開催中の広島蔦屋書店ですごいヌードをぜひご覧ください。
広島 蔦屋書店 河賀
- 期間 6月6日(土) - 8月10日(月)
- 場所 2号館1F