【広島 蔦屋書店】武田美穂『どんぐりとやまねこ』原画展

フェア・展示
1号館2F 親と子フロア 通路 2023年10月30日(月) - 11月21日(火)
©️『どんぐりとやまねこ』
宮沢賢治 原作 武田美穂 絵
理論社 刊
 
ある日、一郎の所へ謎の招待状が届き、山猫に案内されたところには、金色に輝く沢山のどんぐりたち。彼らは誰が一番優れているかを主張し合っているのです。果たして、一郎が招待されたわけとは。
この童話を知っている人も知らない人も、まずはこの絵本を楽しんでください。
そして、想い描いてみてください。
秋の風がそよぐ中、枯葉を踏みしめながら歩いていくあなた。耳をすますと何処からともなくどんぐり達のざわめきが聞こえてきませんか。
そこで愛らしいどんぐり達が元気に光り輝いているのを目にすることでしょう。

この絵を描いたのは絵本画家の武田美穂さんです。『となりのせきの ますだくん』『ふしぎのおうちはドキドキなのだ』(いずれもポプラ社刊 絵本にっぽん賞受賞)ほか多数、楽しい絵本を世に送り出しています。
しっかりとした太い輪郭と愛らしいキャラクターが特徴で、ますだくんシリーズの「みほちゃん」は武田美穂さんご本人がモデルだそうです。
現在、「えほん宮沢賢治ワールド」シリーズ(理論社)が4冊刊行されています。
武田美穂流、宮沢賢治の世界を楽しんでください。

この童話の原作は『銀河鉄道の夜』の作者、宮沢賢治です。
今年は彼が亡くなって90年になります。
詩人で童話作家であるだけでなく、故郷岩手県花巻で、稲作の指導や農民芸術に貢献した人としても知られています。
37才という若さで世を去った彼の作品は、生きることの厳しさと優しさと、そして命の尊さを語りかけてきます。
 
 Kids 村上
 
 
【プロフィール】
 
武田 美穂(たけだ みほ)
東京生まれ。
絵本に『となりのせきのますだくん』(絵本にっぽん大賞、講談社出版文化賞絵本賞)に始まる「ますだくん」シリーズ、『ふしぎのおうちはドキドキなのだ』(絵本にっぽん賞)、『すみっこのおばけ』(日本絵本賞読者賞・けんぶち絵本の里大賞グランプリ)、『おかあさん、げんきですか。』(日本絵本賞大賞)、『ありんこぐんだん わはははははは』(以上ポプラ社)、『ハンバーグハンバーグ』『なぞなぞフッフッフー』(ほるぷ出版)、『どーんちーんかーん』(講談社)『ゆきちゃんは、ぼくのともだち!』(童心社)などがある。
NHKの子ども向け番組のキャラクターなども手がける。
 
  • 日時 10月31日(火) - 11月21日(火)
    ※最終日 16:00まで
  • 場所 1号館2F 親と子フロア 通路

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