【広島 蔦屋書店】絵本『ある星の汽車』原画展
フェア・展示
1号館2F 親と子フロア通路 2025年12月06日(土) - 12月26日(金)
『ある星の汽車』は今年10月に福音館書店より刊行されました。森洋子さんの作品には、私自身これまであまり触れたことがなかったのですが、この作品の神秘的でどこか懐かしさを感じさせる著者の絵に惹きつけられたことがきっかけで、原画展を開催させていただくこととなりました。
絶滅動物が、ひとりずつ停車駅で降りていく場面が物悲しく、まるで地球で起こっていることを目の当たりにしているような危機感と無念さが同時に押し寄せてきます。
そしてまた、この列車に乗ってくる動物もいるということ。
それがどういうことなのかを、森洋子さんの静かで美しい表現力の中に感じていただければと思います。
たくさんの絶滅動物が登場します。ぜひ子どもさんと一緒にどんな動物がいるのかをご覧になって楽しんでください。そして、この先も動物たちが私たちと一緒に汽車に乗っていられることを、大切に感じてもらえたらと思います。

【プロフィール】
森 洋子(もり ようこ)

1959年、東京生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科卒業。同大学院修了。絵本に『まよなかの ゆきだるま』『おるすばん』『さがしもの』『おまつり』『あめのひの ぼうけん』『げたばこマンション』(以上、福音館書店)『かえりみち』(トランスビュー)『ぼくらのひみつけんきゅうじょ』(PHP研究所)『空想化石はくぶつかん』(城西大学出版会)『月の見ていたこと』『月の明るい真夜中に』(ともに書肆森洋子)など。『さがしもの』(『TEDDY'S MIDNIGHT ADVENTURE』)が、2024年にイギリスの絵本賞Queen's Knickers賞runner-up(銀賞)を受賞。
- 期間 12月6日(土) - 12月26日(金)
- 場所 1号館2F 親と子フロア通路