【広島 蔦屋書店】台湾フェア
私的「妄想台湾」
(広島 蔦屋書店・河賀)
近年、様々な行ってみたい国ランキングで必ずといっていいほど、上位に名前が挙がる台湾。どうしてこんなに人気なのか?台湾ファンのひとりとしてわたくしが、台湾の魅力をご紹介しましょう。
その中国の東に位置する小さな島国は、歴史的建造物やパワースポット寺院等ももちろんおすすめですが、なんといってもグルメ、それもB級グルメを楽しんでいただきたい。台湾といえば夜市。その中でも台北北部にある台湾最大級のスケールを誇る士林夜市(シーリンヨイチ)はありとあらゆる台湾グルメが大集合し、活気と熱気があふれています。顔より大きい巨大唐揚げや牡蠣入りオムレツを見付けたら、まよわず食べましょう。そうそう夜市ではウェットティッシュが必需品ですよ。手を洗える場所が少ないですから。唐揚げは胸肉で意外にさっぱり、なので、まだまだ食べますよ!
魯肉飯(ルーローハン)も食べておきたい一品。小サイズだと100円ほどと、驚きの安さです。胡椒餅もお忘れなく。パリッ、もちっの生地の中に胡椒がきいた豚肉と葱が入っていて絶品です。のどが渇けばお楽しみの台湾ビール。これを飲むために台湾へやってくる人もいるほど人気の台湾ビールは、スッキリとして飲みやすさばつぐんです。飲食店でビールを頼むと氷が入っていたりしますが、気にしない、気にしない。食べてばかりではありませんよ。翌日は・・・やっぱり朝食は鹹豆漿(シェンドウジャン)を食べようかな。これはスープのような豆乳で食べ進めるとおぼろ豆腐のようになっていき感動ものです。これに油条(ヨウティヤオ)という揚げパンを浸して食べるのも人気です。お腹も満たされたところで、台湾の魅力にまだまだせまっていきましょう。
台北でレトロおしゃれなスポットとして最近注目をあつめているのが、四四南村(スースーナンツン)です。小さい村ですが、台湾のランドマークとして人気の台北101ショッピングモール(101階建て。509m)から徒歩5分なので、101へ行くなら四四南村にも寄りましょう。レトロな街並みを楽しみながら、おしゃれカフェ好丘(ハオチュウ)でお茶するのもよし、パイナップルベーグルをテイクアウトするのもよし。
そうそうお土産も買わなくちゃですね。花布(台湾の伝統的な花柄布地)雑貨が並ぶチャイナキュートなお店・雲彩軒(コインツァイジェン)では、あれもこれもほしくなって時間がかかりそうです。美容のお土産なら台湾最大の乾物街・迪化街(テキカガイ)へ。迪化街は手芸小物屋さんも建ち並び、カラフルなチロリアンテープやワッペンはお土産にと思いつつ、かわいすぎてあげられないかもしれません。生活用品店では、蒸篭とか桶とか、かわいくて安くて全部買ってかえりたいけど、かさばるなぁ・・・お弁当箱だけは買おう!優しそうなご店主がにこにこと対応してくれます。
台湾の人たちは、とても自然体。おおらかでポジティブでストレートな彼らは観光客にもとても親切です。たいていどこへ行っても明るく無邪気に接してくれるのも台湾の魅力のひとつです。
また小腹がすいてきたので、台湾スイーツを食べましょう。スイーツ巡礼という言葉が流行るほど台湾スイーツは人気です。またまたあれもこれも食べたいのですが、絶対にはずせないのが、豆花(トウファ)です。簡単にいうと豆乳プリンに糖水をかけたものですが、それにいろいろな具材をトッピングする楽しみがあり、どれにしようか悩むのも楽しみのひとつです。やわらかく煮たピーナッツ、タロ芋で作ったお団子、タピオカ、小豆、緑豆などなど、ぜひ悩んでみてください。冷たくても、温かくてもおいしくいただけます。マンゴーかき氷もインスタ映えまちがいなし!スイーツ巡礼おすすめです。
お次は台北郊外にある九份(キュウフン)です。ノスタルジックな街並みが人気の観光スポットで、夕暮れ時になると幻想的な世界が始まります。町中に灯る無数の提灯。あの有名なジブリ作品の序盤の名シーンを彷彿とさせる光景はジブリファンならずとも必見です。
まだまだご紹介したい台湾はいろいろありますが、私が最も行きたい、参加したいと思っているのが、平渓天燈節(ピンシースカイランタンフェスティバル)です。中国の旧正月後、最初に満月に当たる日に十份(シーフェン)で開催されるランタンを一斉に夜空に放つイベントです、こちらもまたディズニー映画のワンシーンのモデルになったことで知られています(タイのコムローイ祭りも同じくモデルといわれるランタン祭りです)。願い事を書いたランタンを一斉に夜空に放ちます。1000個以上のランタンが一斉に昇っていく光景はきっと幻想的で、言葉も出ないほど美しく、静かな涙があふれるでしょう。
いかがでしたでしょうか!台湾に行ってみたくなりましたか?私も一度は行ってみたい!そう、私は台湾に行ったことはありません。これは私的「妄想台湾」。本を読みながら、原稿を書きながら脳内旅行を終えた今、平渓天燈節の余韻にひたっています。妄想だけでも楽しめる台湾の今年の平渓天燈節は3月2日におわってしまいましたが、2019年は2月19日です。それまで時間はたっぷりあるので、それまで妄想台湾を楽しんでみましょう。そして来年の2月19日に私は!!!まだきっと妄想台湾を楽しんでいることでしょう(笑)
台湾に行ってみたくなったけど、すぐには行けない!そんなあなたに朗報です。広島蔦屋書店の1号館1Fにて「台湾フェア」を開催します。台湾書籍はもちろん花布やレトロかわいい雑貨、今話題の台湾発電鍋などが並びます。ミニ台湾をお楽しみください。皆様のお越しをお待ちしております。
謝謝。再見。
- 期間 3月19日(月) - 5月8日(火)
- 場所 1号館1F 広島 蔦屋書店