【お菓子博 旅のお菓子のお話】Remme焼菓子店

 
当時20歳でどこで修行するかまだ明確でなく、迷いがあった頃、一度東京にお菓子の旅へ。(パティスリー巡り)
色々なお菓子屋さんを回りながら、東京にいる親戚から、しれっとこのお店いいよと、紹介してもらったお店が、のちに、私がパティシエとして生きていく。そう決めたきっかけとなったお店でした。それは東京の富ヶ谷にある「PATH」というカジュアルフレンチ。そこではモーニングがあり朝はクロワッサンやお菓子が数種類焼きたてで提供されるスタイルのお店。そこでお菓子を食べ、今までにない衝撃をうけた記憶が今も鮮明に覚えています。ただ美味しいでなく、心が満たされる、美味しいを超えた感動があり、説明が難しく自分にしかわからない感情ですが、そんなお菓子にはじめて出会えた気持ちになりました。PATHの後藤シェフに実際にお話を聞いたりして、お菓子に対する考え方、向き合い方、生き方、そういったお菓子だけでなく”職人”としても感銘をうけ、こういったパティシエになろうと、今までの“迷い”から“確信”に変わった瞬間でした。
のちに、一緒に働き、師に。
憧れのお菓子から目標のお菓子に。
自分みたいに人生を変えるようなお菓子をつくる。そんなたいそうなことは言えませんが、自分のお菓子をたべて少しでも幸せな気持ちになってくれる。思い出になってくれる。そんなお菓子をこれからも作っていき、パティシエの素晴らしさをもっと広めていきたいなと思ってます。
 

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