へいじつのよみきかせ「子どもと一緒に防災」
Kidsコンシェルジュが提案する絵本を軸とした親と子の過ごし方。
今回は「子どもと一緒に防災」をテーマにお送りします。
今回は「子どもと一緒に防災」をテーマにお送りします。
毎日、猛暑が続いています。日中はできるだけ涼しい場所で、戸外へは陽が傾いた時間帯をねらって出かけるなど体調に気をつけながら過ごしていただきたいと思います。そして8月から9月にかけては、台風の発生が多くなりますね。一口に「雨」「風」といっても、局地的豪雨や竜巻の発生など、今や身の危険を感じることが多発しているのです。
異常気象の怖さを日々感じます。
異常気象の怖さを日々感じます。
さて、今回のテーマは「子どもと一緒に防災」。
7月には、「自分の体は自分で守る」というテーマでお送りしました。今回は、自分の身を守るために家族みんなで共通認識を持つ大切さをお伝えしたいと思います。
7月には、「自分の体は自分で守る」というテーマでお送りしました。今回は、自分の身を守るために家族みんなで共通認識を持つ大切さをお伝えしたいと思います。
「防災」といっても、状況によって避難の仕方や備えは違います。
地震、台風、浸水、津波。
幼稚園、保育園、小学校では定期的に避難訓練を行っています。状況にあわせた避難訓練をきちんと行いますから、子どもは状況に応じた知識が豊富です。でもそれは、学校や幼稚園で先生や友達と一緒にいる状況での訓練。じゃあ、もし在宅時や家族でお出かけしている時に災害が起こったら…どうしますか?
子どもたちがいつ危険な目に合うかわかりませんから、おすすめするのは、「どんな備えをしておく必要があるのか、普段から会話にしておくと良い」ということ。しかし急に真剣に詰め寄った話をすると子どもは不安になってしまうかもしれないので、例えば夕飯時や避難訓練のあった日、災害のニュースが流れたタイミングなどがチャンスです。
地震、台風、浸水、津波。
幼稚園、保育園、小学校では定期的に避難訓練を行っています。状況にあわせた避難訓練をきちんと行いますから、子どもは状況に応じた知識が豊富です。でもそれは、学校や幼稚園で先生や友達と一緒にいる状況での訓練。じゃあ、もし在宅時や家族でお出かけしている時に災害が起こったら…どうしますか?
子どもたちがいつ危険な目に合うかわかりませんから、おすすめするのは、「どんな備えをしておく必要があるのか、普段から会話にしておくと良い」ということ。しかし急に真剣に詰め寄った話をすると子どもは不安になってしまうかもしれないので、例えば夕飯時や避難訓練のあった日、災害のニュースが流れたタイミングなどがチャンスです。
●もし家族と離れているときに災害が起きた場合、どこに避難しますか?
例えば「○○小学校にしよう」と家族みんなで決めておくと、スマホが繋がらなくても集合できる可能性が高まります。
●家の中で安全な場所はどこ?
私の家で言うと、玄関の上には2階がないので、地震のときは玄関に避難するのが安全だと子どもに伝えていました。避難経路の玄関をすぐに開けられることも利点でした。それくらいの感覚で子どもと一緒に探してみましょう。
●家の周りで安全に避難できる場所はどこ?
「友達の○○さんの家は、マンションだよ」「家の前にあるビルは階段で上れるから、緊急の時は誰でも避難できるね」など、家の周りに何があるか見渡しながらお散歩をしてみるのもいいと思います。
●まだ大丈夫という油断は禁物
ニュースや気象情報で避難指示があったら、いつでも避難できる準備をして待機しましょう。海や川はもちろん、外での遊びはすぐにやめて、家に帰る、避難するなど状況を見て判断しましょう。
●ハザードマップを家族で確認しよう
地図を読み解く年齢の子どもなら、一緒に確認しておきましょう。小さな子どもには、よく通る場所や行ったことのある場所などで危険な場所があれば話しておいてあげるといいと思います。
●家の中や自分の部屋を片付けよう
部屋が散らかっていると、避難するときにけがをすることがあります。
例えば「○○小学校にしよう」と家族みんなで決めておくと、スマホが繋がらなくても集合できる可能性が高まります。
●家の中で安全な場所はどこ?
私の家で言うと、玄関の上には2階がないので、地震のときは玄関に避難するのが安全だと子どもに伝えていました。避難経路の玄関をすぐに開けられることも利点でした。それくらいの感覚で子どもと一緒に探してみましょう。
●家の周りで安全に避難できる場所はどこ?
「友達の○○さんの家は、マンションだよ」「家の前にあるビルは階段で上れるから、緊急の時は誰でも避難できるね」など、家の周りに何があるか見渡しながらお散歩をしてみるのもいいと思います。
●まだ大丈夫という油断は禁物
ニュースや気象情報で避難指示があったら、いつでも避難できる準備をして待機しましょう。海や川はもちろん、外での遊びはすぐにやめて、家に帰る、避難するなど状況を見て判断しましょう。
●ハザードマップを家族で確認しよう
地図を読み解く年齢の子どもなら、一緒に確認しておきましょう。小さな子どもには、よく通る場所や行ったことのある場所などで危険な場所があれば話しておいてあげるといいと思います。
●家の中や自分の部屋を片付けよう
部屋が散らかっていると、避難するときにけがをすることがあります。
今は、いつ何が起こるかわからない世の中です。大切な命を守るために、家族みんなが知っておかなければいけないことがあります。1か月に1度でも、家族みんなで共通認識を持つことで防災意識を高め、いざという時に自分の命も家族の命も守れるようにしておきましょう。
※1号館2F 親と子フロアでは、8月中旬頃より防災の本を集めたコーナーを用意しますので、ぜひご覧になってみてください。
※1号館2F 親と子フロアでは、8月中旬頃より防災の本を集めたコーナーを用意しますので、ぜひご覧になってみてください。
【今月のおすすめ絵本】
『一生つかえる!おまもりルールえほん ぼうさい』
the rocket gold star 絵 山村武彦 監修 / 学研プラス
the rocket gold star 絵 山村武彦 監修 / 学研プラス

【読み方アドバイス】
いろいろな災害について、起きた時の注意点が絵とひらがなでわかりやすく書かれています。ぜひ、親子で一緒に読み合わせながら、普段から話題にしてほしいと思います。
家族で同じ認識を持つことが大切です。
4歳~
家族で同じ認識を持つことが大切です。
4歳~
【プロフィール】
宮本陽子(みやもとようこ)
Kidsコンシェルジュ
保育科卒業。保育士として広島市の保育園に勤務。
21年勤続の後、保育士時代に毎日読み聞かせをして培った絵本の知識を、リアルタイムに子どもたちそして親たちへ伝えられたらと思い、2017年広島 蔦屋書店に入社。入社してからも「へいじつのよみきかせ」で平日は毎日1日1回、ほぼ毎日絵本を読んでいる。
「0歳から就学前の子どもたちの好きな絵本」、「親が子どもにぜひ読んであげてほしい絵本」、「おとなの気持ちを癒す絵本等」等、多様な児童書というジャンルのなかでも特に「絵本」が持つ魅力を提案し続けている。
Kidsコンシェルジュ
保育科卒業。保育士として広島市の保育園に勤務。
21年勤続の後、保育士時代に毎日読み聞かせをして培った絵本の知識を、リアルタイムに子どもたちそして親たちへ伝えられたらと思い、2017年広島 蔦屋書店に入社。入社してからも「へいじつのよみきかせ」で平日は毎日1日1回、ほぼ毎日絵本を読んでいる。
「0歳から就学前の子どもたちの好きな絵本」、「親が子どもにぜひ読んであげてほしい絵本」、「おとなの気持ちを癒す絵本等」等、多様な児童書というジャンルのなかでも特に「絵本」が持つ魅力を提案し続けている。