㉟ 家族写真を撮る文化を残す

 
1941年公開の映画『戸田家の兄妹』。父の死をきっかけに、解体していく家族を描いた小津安二郎の戦前の傑作のひとつだ。印象的なのが父の死の前日に撮られた家族写真のシーン。正装をした家族一同が写真技師のカメラの前に立つ。散り散りになった家族それぞれにとっても残された写真は大切な思い出となっただろう。1枚の写真をきっかけとして、その前後のさまざまな会話も思い起こされるかもしれない。 フォトスタジオカンシャスタイルが提案するのは、毎年家族写真を残していくということだ。定期的に記録として残していくことが将来の宝物になるかもしれない。
 
 
 

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