【写真展】疋田千里 『ohashi_to』東アジアとカリフォルニアで見つけた #おはしのある風景

アート
2023年08月02日(水) - 08月31日(木)
写真家の疋田千里さんがライフワークとして撮り続けている「おはしのある風景」より、東アジアと本年の6月に行ってきたばかりのカリフォルニアの風景を展示いたします。
本展に合わせて制作された額装プリントは、ポストカードを製作する際に出たヤレ紙(本来は処分してしまう紙)にリソグラフプリントを施したもの。
独特の紙の風合いと、リソグラフプリントは相性がよく「おはしのある風景」の空気感にもよく合っています。
 
展示期間中は、プリントと、最新のZINE、グッズも販売しております。
ぜひ、この機会にお立ち寄りください。
 
【本展によせて】
「おはしのある風景」を追うようになって、6年になります。
日本人にとっては大変馴染みのある、食事に欠かせない道具。
身近にあるからこそ見過ごされがちな箸ですが、撮り続けることで見えてくる世界があるのではないかと考えました。
 
東アジアの国々には街のあちこちに屋台があり、よく外食やテイクアウトをします。
朝市や夜市といったマーケットでも、たくさんの箸が見られます。
ベトナムにも箸があるはず。そう思い、数年前に取材へ行きました。
ベトナムでは、箸に加えスプーンやフォークもテーブルに並んでいました。
その時に、同じ箸のある国でも、文化や歴史背景の違いに着目して「おはしのある風景」を撮ると面白いな、と思うようになりました。
最近は、香港映画を見ても、韓流ドラマを見ても、食事のシーンが気になります。
 
しばらく海を渡る取材に行けていませんでしたが、華僑の人々が築いたチャイナタウンを訪れたい、世界のあちこちに進出する和食屋さんでもお箸が撮りたい、と熱望していました。
2023年は思い切って渡米し、サンフランシスコやロサンゼルスで「おはしのある風景」を撮影をしてきました。
疋田千里
 
【プロフィール】 疋田千里 Hikita Chisato 京都府生まれ 現在東京都在住。 スタジオ勤務、カメラマンアシスタントを経て
2003年からフリーランスのphotographerとして活動。
クライアントワークスは主にポートレイトや料理撮影。
ライフワークで、「おはしのある風景」をテーマに、
箸を使う人々や、箸のある暮らしを撮っている。
 
JAL機内誌『SKYWARD』で連載されていた
飛田和緒さんの「ご当地食堂、はじめました」の撮影も担当。
近著は6月にアメリカで撮影した写真をまとめたzine「California』
instagram @travelingwithspices
 
 
【同時開催】
「ご当地食堂、はじめました」フェア
料理研究家・飛田和緒さんが全国のお味噌汁・おにぎり・ご飯のおともを紹介したレシピ本『ご当地食堂、はじめました』の発売を記念としたフェアです。
本書の撮影を担当した写真家の疋田千里さんの写真パネルも展示しております。 日本全国の「美味しい」をご覧ください。
2023年7月26日(水) - 8月31日(木)

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