【イベントレポート】「えほん博」2025
「えほん博~五感で感じる絵本の博覧会~」が2025年11月1日(土)から3日(月・祝)まで、代官山 蔦屋書店で開催されました。4回目となる今回は、会期を初めて3日間に拡大し、さらにパワーアップ。約30人の人気絵本作家たちによるサイン会をはじめ、トークイベント、絵本や雑貨、ワークショップのブースが並ぶ「えほんマーケット」などを実施し、子どもも大人も、たくさんのお客様で賑わいました。今回、どのような反響をいただいたのか。「えほん博」プロデューサーを務める、代官山 蔦屋書店 キッズコンシェルジュの瀬野尾真紀に聞きました。

――2025年の「えほん博 」は、どうでしたか。
約30人の絵本作家さんにご参加いただいたサイン会は、新刊『ぱくぱく ぱんだちゃん』の先行販売と原画展を同時開催したjunoさん、洋菓子フランセのパッケージなどを手掛けておりファンの幅が広い北澤平祐さん、最新刊『どろぼうジャンボリ』でファンが広がった阿部結さんなどがなかでも人気でした。また、1980年代から人気となっている「わかったさんのおかしシリーズ」の永井郁子さんは、事前予約制で定員20人だけでしたが、即完売でした。小さい頃にまさに読んでいた親世代に刺さったのもかもしれません。

サイン会(junoさん)
毎年人気の新日本フィルハーモニーの演奏会では、名作アニメ映画の楽曲を映画コンシェルジュによる話を交えながらお楽しみいただきました。開催の発表前からお問い合わせをいただいたり、リピーターがいらっしゃったり、お子様が名作アニメ映画にちなんだ洋服を着て参加くださったりと、引き続き好評でした。

名作アニメ映画の楽曲を演奏した新日本フィルハーモニーオーケストラ
約25社にご出店いただいた「えほんマーケット」も、1日目で用意していたものがなくなったというワークショップブースがあったのをはじめ、全体的に賑わいました。5人の作家さんによる似顔絵会は、目の前で描いてもらって、そのまま持って帰れることから、満足度がとても高かったです。会場では複数のトークイベントをはしごして参加してくれているお子様がいたり、あちらでお見かけしたお客様をこちらでもお見かけしたり。お客様の滞在時間が全体的に長くなっているように感じられたことも嬉しかったです。
似顔絵会(柳生忠平さん)
今回、来場者に実施したLINEアンケートでは、「えほん博」に初めて来られた方が全体の80%弱を占めたのですが、お子様の成長を受けて「これまで参加をあきらめていたサイン会に、今年こそ並べるかもしれない」と言ってくださったリピーターの方もいらっしゃったりして、続けてきてよかったなと思います。
――今後、「えほん博」でしたいことは?
満席となった夢眠ねむさん×三宅香帆さんトークイベント「子どものころ、なに読んでた?」
5周年を迎える2026年も開催予定です。サイン会にお呼びしたい作家さんも既に何人かは決まっていますし、今回、似顔絵会の満足度が高いことも分かったので、似顔絵会もぜひ実施したいです。また、「えほん博」で子どもが喜んでいる姿を見られるのが一番、嬉しいのですが、ここに来られない子どもたちのことを考えたりもします。長期的には、そういった子どもたちの手助けになるような活動も何かできないかと考えています。
