【vol.1】CONNECT.フェア 特別インタビュー 「unito」ブランドマネージャー吉田栞さん

CONNECT. 特別インタビュー
商品の裏側の、作り手が商品へ込めた想いやブランドを立ち上げた人の想いを聞く特別企画。

2021年4月にスキンケアブランド「unito」をクラウドファンディングで立ち上げ、ブランドマネージャーとして活動する吉田栞さん。ブランドを始めるきっかけとなった自身の肌へのコンプレックスや、化粧品づくりの姿勢から「原料」へのこだわり、今回のフェアで伝えたい想いをお伺いしました。


――"unito"ブランドを立ち上げたきっかけ、ブランドを通して伝えたい想いや届けたい人について教えてください。

unitoの立ち上げにあたりブランドマネージャーである私、吉田栞の経験が大きく関係しておりますので、私自身のお話しを少しさせていただければと思います。

私は12歳のころからのひどい肌荒れによって、自身の肌に強いコンプレックスを抱きながら、自分の肌に合う化粧品を長年探し続けていました。

「このひどい肌をどうにかしたい」と病院やエステに通ったり、自分で化粧品をつくってみたり、雑誌やネットでの情報を見よう見まねで試し、アルバイト代のほとんどをこうした肌治療や、スキンケア商品・肌を隠すためのメイクアップ商品の購入につぎ込んでいました。

それでもなかなか肌悩みを解決することが出来ず、周りがアイシャドウやリップなどのカラーメイクに夢中な中高生時代から、私は"ファンデーション・コンシーラー命!"のカバーメイクに夢中。どんどん厚くなるベースメイクと共に肌の状態は悪化を繰り返し、家族以外の誰にもすっぴんを見せられず、肌を隠しつづける十数年を過ごしました。

「そういう肌質だから仕方ない」と言われることも多かったのですが、「仕方ない」と諦めるしかないのかと、どこにもぶつけようのない苦しみに一人でよく泣いていたことを思い出します(笑)

それでも私の肌を少しでも良く見せてくれる"化粧品"が大好きで、私のように深刻な悩みを持つ方へ、心のよりどころとなるような製品を生み出したいと、新卒で化粧品業界に入りました。

美容や肌にもう1度向き合い、製品づくりの過程を見たり、化粧品原料の産地に出向いたりするなかで、重要なのは「人の肌は十人十色で、合うものも人によって違うということ」「美容成分の質が大切だということ」に気づき、一人ひとりに合った「美容成分」の源泉となる「原料」を見つけることが、肌悩みを解決する1つの方法なのでは、と思いました。

しかし、色々な成分が「混ざり合った状態」での化粧品では、何が自分の肌に合っているのか、合っていないのか分からない。であれば、化粧品を原料単位で選ぶ"新しいスキンケアのスタンダード"を実現することができればもう「化粧品選び」に悩むことはないのではと、考えました。

そして2020年4月。原料の質を徹底的に追求し、1つ1つの成分だけに特化した原料美容液ブランドの立ち上げに手を挙げ、生まれて初めてブランドマネージャーになりました。

自慢できることや、人よりも優れている点なんてないかも、と自分自身に自信のない私ですが、私生活では好きなものにとことん熱狂し徹底的に突き詰めるオタク気質な性格がありました。そして何よりも肌に悩み、苦しみ続けた経験があったからこそ今まで肌に悩み続けた方、たくさんの化粧品を使い何が自分の肌に合うのか分からずスキンケアジプシーになってしまっている方へ、自信をもって「使ってみて欲しい」と言える商品ができたと感じております。

unitoを通じて1人でも多くの方が、自分の肌に自信を持ち、「肌が変われば人生が変わる」と思うきっかけに出会っていただければ嬉しいです。



――今回のフェアのテーマに込めた思いやフェアで取り扱っている商品について教えて下さい。

私たちunitoは、とことん「効果」にこだわるために、「食べ物の栄養を丸ごといただく」という意味であるホールフードの考え方を化粧品に転用しています。質の高い原料素材の栄養価をあますことなく丸ごと抽出することで、「1滴1滴」が濃厚な原料美容液を目指しています。

unitoを使うことで、肌に変化を感じていただけるように、とにかく「濃い」「濃厚な」美容液を作りたかったためです…!

徹底的にこだわった質の高い原料素材から抽出したエキスは、水などで希釈をせず生の状態のままボトリングしていますので、少量でもしっかりと肌に届き*ます。
1滴のエネルギーの力強さを感じながら毎日のスキンケアのステップに取り入れていただければ嬉しいです。

今回のフェアでは、私たちのブランドで15種ある原料美容液の中から、代表的な6つのお肌悩みに合わせて、まず最初に使っていただきたい原料美容液1本と、原料美容液の成分をさらに肌の奥*に届けるブースターエッセンスのセットを6種ご用意させていただきました。

肌悩みは人それぞれ複数おありになるかと思いますが、今起きている肌悩みのケアに特化した組み合わせでご用意しておりますので、ご自身が昔から悩まれていること、今一番ケアしたいのはここ!など1番気になる悩みからセットをお選びいただければ幸いです。

フェア期間は私たちunitoのスタッフも店頭におりますので、直接お肌のお悩みをお聞きしてお一人お一人にぴったりの原料美容液をご提案させていただければ嬉しいです。

また、私たちの原料美容液は、原料単位で選び、いくつかの種類を混ぜて使ったり、お好みの濃度に調節したりとカスタマイズ性があるので、手のひらの上でオリジナルの濃厚な美容液をおつくりいただけます。

原料美容液を毎日朝晩、洗顔後のまっさらなお肌にお使いいただくことで肌の奥*まで、濃厚な美容成分が浸透*。オイルはスキンケアの最後にお使いください。

夜のお休み前に「お肌の悩み」「明日なりたい肌」に合わせて原料美容液を選んでお使いいただき、朝起きた時に鏡に映るお肌を見て、触って、100%美容成分の原料美容液の強さをご実感いただければと思います。
*角質層まで



――今回、CONNECT(繋がる)というフェアタイトルには「自分と繋がる・社会と繋がる」というテーマが込められています。ブランドとして社会へ向けて大切にしていることがあれば教えてください 。

自然界に存在する原料素材や添加物フリーと耳にすると、「肌に優しい」「控えめ」といった印象を受ける方もいらっしゃるかもしれません。

unitoは効果を追求したブランドですが、そのために何よりも重要と考えるのは、大自然の中で力強く生きる「植物」などの素材たちです。私たちは、この「植物」などの素材の力を最大限に生かすことをブランドとして大切にしています。

年々加速する激しい気候の変化や自然災害など。過酷な自然環境の中で生き抜くためにその体に蓄えた栄養価はとても豊富で、エネルギッシュ、濃厚で人体にも有用に働くものであると考えます。だからこそ、通常の化粧品製造の過程ではほとんど廃棄されてしまっている、植物の「皮」や「葉」、「種」、「根」まで含めて丸ごと抽出しています。捨てられてしまっている部分にこそ、植物たちが自身の生態系を守るための栄養分、化粧品で言えば「美容成分」が豊富に蓄えられていると考えるからです。肌への効果を追求した結果、製造の過程でできる限り廃棄物を出さない化粧品づくりが実現できています。

また、私たちの肌や体を健康に保つために栄養を与えてくれる植物や生き物が生きる自然環境を守るために、容器にはリサイクル素材を使用し、過剰包装にならないシンプルなパッケージ包装を心がけています。まだまだ微力ではありますが、できることから徐々に自然環境に貢献した活動を行っていきたいと考えています。


最後に…。
私たちはまだまだ知名度も低く、発展途上のブランドです。

これからたくさんの方と出会い、ご意見をいただきながら、皆さまと一緒にunitoの未来を作ることができれば嬉しいなと思います。

今回の蔦屋書店様のフェアを通じて1人でも多くの方と出会い、末永く繋がれることを願っております。


【プロフィール】
吉田 栞 (よしだ・しおり)
unito ブランドマネージャー
12歳から抱えていた肌への強いコンプレックスから美容に興味を持つ。
コンプレックスを隠すメイクアイテムに魅了されるも、「肌の悩みを隠す」のではなく「自分の素肌に自信を持ちたい」と2014年化粧品メーカーに新卒入社。
販促企画、商品企画を経験後、中国を中心とした海外事業を経て、「肌が変われば人生が変わる」体験をしたことから、2021年4月スキンケアブランド「unito」をクラウドファンディングでスタート。

 
建築・デザインコンシェルジュ
小疇 美波
 
 
 

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記念すべき第一回目を代官山T-SITEで開催し、約3年ぶりに代官山T-SITEで実施することになった「About Better Place」のきっかけや、スタイリストとして活躍されていた頃から今のお仕事に繋がる部分、そして今後の活動についてお伺いしました。
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