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へいじつのよみきかせ~親と子の時間~「夜、なかなか寝てくれない…」

 
Kidsコンシェルジュが提案する絵本を軸とした親と子の過ごし方。
今回は「夜のねかしつけ」をテーマにお送りします。寝かしつけにぴったりな絵本も紹介します。
 
 
小さなお子さんのいるご家庭の1日のリズムはこんな感じでしょうか。
朝ごはんの後はおでかけをして刺激を受け、お昼ごはんをしっかり食べる。午後はお昼寝を少し、起きたらしっかり遊び、夜はバタンと寝てしまう。
理想の1日ですね。でも、子育てとは一筋縄ではいかないこともいっぱいです。
1歳近くになると、体の成長とともに活発になり運動量が増えてきます。歩き出すお子さんもいるでしょう。さらに体力がついてくると、動き回って遊んでもなかなか夜寝てくれないないなんてことも。夜は一息ついて、ゆっくりと時間を過ごしたいのに……。
ついついそんなふうに感じてしまいますよね。
 
遊びには「動のあそび」と「静のあそび」があります。
●動のあそび
身体を大きく動かす運動。走る。登る。ジャンプするなど。
体の平行感覚を養い、ケガをしないために必要な動きです。
●静のあそび
絵画、ぬりえ。かるた、絵あわせ、神経衰弱などのカードゲーム。手指を使った細かい作業など。
集中力を養います。
「絵本を見ること」は静の遊びです。絵本を見ることで、たくさんの発見があり、興味関心が芽生えたり、自分で考えたり、先を想像する力を養います。
 
夜寝つきを良くするためには、体よりも脳が疲れることです。
運動をして疲れさせてだけというのは、実は逆効果。1日の中で「動のあそび」と「静のあそび」がバランスよく行われることが理想です。特に寝る前は脳が興奮するようなことは避け、絵本を見たり心地よい音楽を聴いたりしながらゆったりと過ごしましょう。
しかしながら私の体験ですが、車に揺られてドライブは効き目が絶大でした!
心地よい揺れは眠りを誘いますね。
どうしても寝てくれないときの最終手段として、とっておいてください!
 

【今月のおすすめ絵本】
 
『ねられんねられんかぼちゃのこ』
やぎゅうげんいちろう/福音館書店 
 
[あらすじ]
かぼちゃのこは「ねられん」といいます。何かがいつもと違っているのでしょう。
お月さまはそんなかぼちゃのこが心配で、優しく相談に乗ってくれるのです。
かぼちゃのこはぐっすり眠ることができるかな……。
寝る前のルーティンのような、それと似た習慣は誰にでもあるのではないでしょうか? 子どもも同じですよ。就寝前の習慣はできるだけ崩さないのがいいと思います。
 
[読み方ポイント]
読んでみると、あれ? と感じると思います。広島弁なのかな?
なので、思いっきりいつもの話ことばで心地よく読んであげてください!
すこーし「まったりと」がいいかもしれませんね。
かぼちゃのこのかわいらしさが、わが子のように愛おしくなります。
 

 
宮本 陽子(みやもと ようこ)
KIDSコンシェルジュ
保育科卒業。保育士として広島市の保育園に勤務。
21年勤続の後、保育士時代に毎日読み聞かせをして培った絵本の知識を、リアルタイムに子どもたちそして親たちへ伝えられたらと思い、2017年広島 蔦屋書店に入社。入社してからも「へいじつのよみきかせ」で平日は毎日1日2回、ほぼ毎日絵本を読んでいる。
「0歳から就学前の子どもたちの好きな絵本」、「親が子どもにぜひ読んであげてほしい絵本」、「おとなの気持ちを癒す絵本等」等、多様な児童書というジャンルのなかでも特に「絵本」が持つ魅力を提案し続けている。

 

 
【広島 蔦屋書店】へいじつのよみきかせに来ませんか?
 
 
 
広島 蔦屋書店親と子フロアでは、おもに未就園児親子を対象にした「へいじつのよみきかせ」を平日毎日(13時30分~)開催しています。
子どもたちが最後の1冊まで楽しんでもらえるように、15分間の中に大型絵本や楽器あそび、歌あそび、ふれあいあそびなどを取り入れながら、読み手によって工夫をしています。
途中で出入りもOKですよ。
https://store.tsite.jp/hiroshima/event/kids/19497-1230010405.html

 

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