【広島 蔦屋書店】へいじつのよみきかせ 12月

交流イベント
1号館2F キッズスペース 2024年12月01日(日) - 12月31日(火)
 
広島 蔦屋書店 親と子フロアでは、おもに未就園児親子を対象にした「へいじつのよみきかせ」を平日毎日(13時30分~)開催しています。
子どもたちが最後の1冊まで楽しんでもらえるように、15分間の中に大型絵本や楽器あそび、歌あそび、ふれあいあそびなどを取り入れながら、読み手によって工夫をしています。
途中で出入りもOKですよ。
 
へいじつのよみきかせ年末年始のお休み
12月26日(木)~2025年1月3日(金)
1月6日(月)~通常通りです。

 
 

 
 
 
Kidsコンシェルジュが提案する絵本を軸とした親と子の過ごし方。
今回は「子どもと過ごすことができる時間」をテーマにお送りします。
 
今年はなんだか秋が短いなあと感じました。冬が駆け足でやってきましたが、12月なのに日中は上着もいらないなんて日も。そして広島はやっと紅葉の見ごろ。日本の四季が変わりつつあることに驚きを隠せません。しかし最近よく感じるのは、当たり前なんてない世の中なのかもしれないということ。刻一刻と移り変わる事柄を受け入れていく姿勢は、いつも敏感に持っていなければいけないなと思います。
 
さて、今回のテーマは「子どもと過ごすことができる時間」。
みなさんは、子どもが産まれてから子どもと一緒に過ごせる時間はどれくらいあると思いますか?単純に大学進学で親元を離れると仮定すると、18年間くらいでしょうか。私もそう考えていたので調べてみました。
「母親は約7年6ヶ月 父親は約3年4ヶ月」平均するとそんな数字が出てきました。共働きやひとり親のご家庭など様々ですから、この数字はあくまでも一例でそれぞれのご家庭で違うと思います。でも、たったこれだけの時間しか、子どもと一緒に何かをしたり、出かけたり、ご飯を食べたり、会話をしたりできないなんて。驚きですよね。
 
私の2人の子どもは、高校卒業と同時に進学のため家を出て一人暮らしを始めました。
今振り返るとあっという間で、ただ子育てに悩んだり、心配する自分しか覚えていない気もします。(小さい頃は可愛かったなとか…)さらに、習い事の練習や試合、発表会など、応援に一生懸命だったなという自分のこともよみがえってきます。本当は、何気ない日常の一コマが一番大事な宝物だなと気づかせてくれます。それはやっぱり、あの頃の子どもたちにはもう会えないんだなと感じるからでしょうか。
子育て真っ只中は、いろいろ感じる余裕などなく毎日が必死で、今日1日を無事に終えること(夜、子どもが布団に入ったらホッとします)ができたら、やっと自分の時間ですね。きっとみんな同じです。それは、パートナーや周りの協力を得られていてもいなくても、子ども関係のお仕事に就いていたとしても、周りに小さな子どもがいなくてわが子が初めての子育てであっても、子育てをしている人はみんなどこかでそう感じています。自分だけ辛いのではないし、できない自分を責めるのも違います。イライラすると、子どもの機嫌はさらに悪くなるのでそれもできる限り最小限でありたいですね。
 
子どもと一緒に布団に入る時期もあっという間に過ぎていき、子どもは少しずつ親の手を離れ、小さな自立を1つ1つ積み重ねて、ある日、「守るべき存在」から「対等な心を持ったたくましい存在」になります。そうなるまでに、子どもとの時間をどんなふうに過ごしたいですか?ずっとイライラ、怒ってばっかり、子どもが言うことを聞かないから…たった7年6か月しかない子どもとの時間、そんな毎日を過ごしますか?
 
子どもは素直な1人の人間なので、思ったこと感じたことをそのまま言葉にします。
親とは違った考えを伝えてくることもあるでしょう。少し大きくなると、ぶつかることも増えてきます。そんな時、「おとな」という大きな力を振りかざすのではなく、丁寧に言葉で伝えてあげませんか?
「どうして約束守れないの」→「心配してたよ。どうして遅くなったの?」
「待ってね」→「〇時になったら(これが終わったら)一緒に遊べるから、それまで待っててね」
「ダメ」→「○○だから、今日はダメ」
 
そして、今回おすすめする絵本は『おひさま あはは』。タイトルどおり、たくさんの笑顔がページをめくるたびに表れます。笑顔は、相手のことも周りの空気もいい気持ちにしてくれます。
子どもとたくさん笑って過ごしませんか?子どもと一緒にいられる時間が終わったとき、「いっぱい笑ってたなあ」と思い出に残るように。
 
今年も1年、コラムを読んでくださってありがとうございました。
新しい年も、子どもたちの「笑顔」をたくさん見つけていきましょう!
 

【今月のおすすめ絵本】
『おひさま あはは』
前川かずお / こぐま社

 
【あらすじ】
おひさまが「あはは」と笑います。イヌも笑います。ネコも笑います。その笑顔は、周りのみんなにどんどんひろがって…
 
【読み方ポイント】
思いっきり笑顔で読んであげましょう。すると、不思議と子どもが笑顔になります。子どもと一緒にいる時間も、できるだけ楽しく笑っていたいもの。「あはは」と笑うと、おとなの心もすっきりしますよ!
0歳~
 
 
「絵本のひろば」に来ませんか?

広島 蔦屋書店では月1回「絵本のひろば」を開催しています。この絵本がすごく好き、小さいころのエピソードや思い出、子どもにぜひ読んであげてほしい!など、絵本について何でもおしゃべりしませんか?話をするのはちょっと…と思ったら聞くだけでも大丈夫!絵本好きの人、一緒に楽しい時間を過ごしましょう!

 
■ 広島 蔦屋書店  絵本のひろば24
12月16日(月)11:00~12:30
1号館2F ワークショップテーブル
詳細はこちら
 
 
【プロフィール】
宮本陽子(みやもとようこ)
Kidsコンシェルジュ
保育科卒業。保育士として広島市の保育園に勤務。
21年勤続の後、保育士時代に毎日読み聞かせをして培った絵本の知識を、リアルタイムに子どもたちそして親たちへ伝えられたらと思い、2017年広島 蔦屋書店に入社。入社してからも「へいじつのよみきかせ」で平日は毎日1日1回、ほぼ毎日絵本を読んでいる。
「0歳から就学前の子どもたちの好きな絵本」、「親が子どもにぜひ読んであげてほしい絵本」、「おとなの気持ちを癒す絵本等」等、多様な児童書というジャンルのなかでも特に「絵本」が持つ魅力を提案し続けている。
 
 

 
こちらも合わせてお読みください。
 
 
広島 蔦屋書店 kidsコンシェルジュ 宮本 陽子
 
 
  • 時間 13:30~13:45
  • 場所 1号館2F キッズスペース
  • 参加料 無料
  • 予約 不要
  • 講師 広島 蔦屋書店 Kidsコンシェルジュ
  • お問い合わせ 広島 蔦屋書店 082-501-5111

イベントスケジュール

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