【広島 蔦屋書店】へいじつのよみきかせ 2月

交流イベント
1号館2F キッズスペース 2025年02月01日(土) - 02月28日(金)
 
広島 蔦屋書店 親と子フロアでは、おもに未就園児親子を対象にした「へいじつのよみきかせ」を平日毎日(13時30分~)開催しています。
子どもたちが最後の1冊まで楽しんでもらえるように、15分間の中に大型絵本や楽器あそび、歌あそび、ふれあいあそびなどを取り入れながら、読み手によって工夫をしています。
途中で出入りもOKですよ。
 
 

 
 
 
 
Kidsコンシェルジュが提案する絵本を軸とした親と子の過ごし方。
今回は「はじめてのSDGs」をテーマにお送りします。
 
年が明け、まるで春を感じるような温かい日が続き冬であることを忘れてしまいそうです。とはいえ、1年のうちで一番寒いのは2月といわれていますので、感染症対策と花粉症対策もしっかりとしながら元気に過ごしたいですね。
さて、今月のテーマは「はじめてのSDGs」。
小さな子どもに一番はじめに考えてほしいSDGsは、やはり「物を大切にする」ということなのではないかと思うのです。
「物を大切にする」=「捨てるものを減らす」
 
生活必需品である食品やガソリンなどの物価高騰の波が家計を圧迫している今日。我が家もそうですが、フル稼働の家電や毎日使う家庭用品、愛着のある部屋着にいたるまで今あるものはできるだけ買い替えなくてもいいように大切に使って長持ちしてほしい。と思いながら毎日を過ごしています。子育て中の方は、子どもの遊び道具や生活必需品もその1つだと思います。
ふと思い出しました。私は、上の子が保育園から小学生の間にいったい傘を何本買い与えたことか…。どうして我が家の男の子って傘をすぐ壊すの?って、いつもそう思って買っていました。すぐ壊すからと安いものを買って、またすぐ壊すという負のループ。下の子は全然壊れないんですよ、不思議なことに。あんまり壊れなさすぎて、1年生になってもアンパンマンの傘を持っていたことを友達に指摘されて、慌てて買い替えたなんてことがありました。
今それがよみがえってきたら、と思うとゾッとします。
そう、物を大切に使うということはSDGsだけでなく「節約」にもつながるんですね。
 
子どもは、物をいい加減に扱って壊れたり汚れたりするとそれが「もういらない、捨てればいいか」という考えに結びつくことがあると思います。ぜひ物を大切にする気持ちが育ってほしいですね。しかし、そういう気持ちが育つためには、大人である私たちの意識も不可欠なのです。
物を大切にするためには、それが本当に必要なのかどうかを大人が一緒に確かめてから買うことが重要だと感じます。もちろん流行りや「○○ちゃんが持ってる同じものがほしい」と思うこともあるでしょう。だからと言って、子どもの言うままに物を買い与えてしまうのもちょっと…。
そんな時、ぜひ一緒に立ち止まって考えてみる時間は必要ですね。
世の中に物があふれている今、ありがたみや我慢する気持ちをなかなか経験する機会がない子どもたちだからこそ、大事なステップだと感じます。不要になればリサイクルショップやネットに出品するという新しい考え方もあります。リサイクルはSDGsの大切な考え方の1つですね。しかし使用状態が悪くては買い取ってもらえないこともあるので、やはり物は大切に使うべきだと感じます。初めから、いらなくなったら売ればいいという気持ちでは物を大切にすることはできません。
 
物は、大切に使ってくれると喜びます。子どもがそういう気持ちで日々を過ごしてくれたら、大人の私たちはとても嬉しいですね。物を大切にしようとする心が育っているんだなって。物を大切にできる人は、人を大切にすることができます。もちろん自分のことも。
そんな視点で、ぜひ子どもを観察してみませんか?
私たち大人の意識1つで、子どものSDGsの意識も変わりますよ。
 
自分の身の回りにある物を丁寧に扱う、大切に使うということを日ごろから意識しましょう。リサイクルや必要な人に譲るなどの方法で、できるだけ捨てるものを減らしましょう。それが、子どもが大人と一緒にできる「SDGs」の第一歩です。
 

【今月のおすすめ絵本】
『くずかごおばけ』
せな けいこ / 童心社

 
【あらすじ】
お魚きらいだから。おもちゃがこわれちゃったから。ポイポイ捨てていると、くずかごの中から捨てたものがおばけになって…。物を大切にする気持ちに気づかせてくれる1冊です。
 
【読み方ポイント】
物を大切にしないと怖い目にあう、ということを伝えたいのではありません。この絵本を読み終えたとき、子ども自らきっと感じ取ることがあるでしょう。あまり怖がらせないように読んであげてくださいね。
2、3歳~
 
 
「絵本のひろば」に来ませんか?

広島 蔦屋書店では月1回「絵本のひろば」を開催しています。この絵本がすごく好き、小さいころのエピソードや思い出、子どもにぜひ読んであげてほしい!など、絵本について何でもおしゃべりしませんか?話をするのはちょっと…と思ったら聞くだけでも大丈夫!絵本好きの人、一緒に楽しい時間を過ごしましょう!

 
■ 広島 蔦屋書店  絵本のひろば26
2月18日(火)11:00~12:30
1号館2F ワークショップテーブル
詳細はこちら
 
 
【プロフィール】
宮本陽子(みやもとようこ)
Kidsコンシェルジュ
保育科卒業。保育士として広島市の保育園に勤務。
21年勤続の後、保育士時代に毎日読み聞かせをして培った絵本の知識を、リアルタイムに子どもたちそして親たちへ伝えられたらと思い、2017年広島 蔦屋書店に入社。入社してからも「へいじつのよみきかせ」で平日は毎日1日1回、ほぼ毎日絵本を読んでいる。
「0歳から就学前の子どもたちの好きな絵本」、「親が子どもにぜひ読んであげてほしい絵本」、「おとなの気持ちを癒す絵本等」等、多様な児童書というジャンルのなかでも特に「絵本」が持つ魅力を提案し続けている。
 
 

 
こちらも合わせてお読みください。
 
 
広島 蔦屋書店 kidsコンシェルジュ 宮本 陽子
 
 
 
  • 時間 13:30~13:45
  • 場所 1号館2F キッズスペース
  • 参加料 無料
  • 予約 不要
  • 講師 広島 蔦屋書店 Kidsコンシェルジュ
  • お問い合わせ 広島 蔦屋書店 082-501-5111

イベントスケジュール

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