【広島 蔦屋書店】この一冊に魂を込めて

フェア・展示
蔦屋書店1号館1F 2021年02月15日(月) - 03月31日(水)
 
魂を込めて作られた本たち
 
書店に行けば、大量の本が出版されていて、その本の洪水の中で自分が読む一冊を探すのはとても大変です。
ですから、巨大な出版社はその本の洪水の中、見つけてもらうために、大量に刷って、大量に書店に配本して、目立つ場所を得ようと日々奮闘されています。
しかし、そうではなく、小さな規模だったり、小さな人数だったり、小さな部数だったり、いろいろな状況の中で本作りをしているたくさんの出版社があることをご存知ですか。
大企業に比べるとその規模は小さいと言えるのかもしれない。
だけど、いや、だからこそ、志は大きく、大いに熱く、最大級に面白く、本作りをされているのです。
 
たくさんの種類は出せないかもしれません、大量の部数を刷ることもできないかもしれません、しかしながらその本に込められた魂、まさに情熱や想いや志、は決して巨大出版社に負けるものではありません。
 
前回とはまた違った出版社さんによって作られた魂を込めた一冊を紹介するフェアの第2章です。
 
魂を込めて作られた一冊の本が
あなたにとって生涯忘れられない一冊になることを願って

文学コンシェルジュ 江藤宏樹
 
 
お伝えしたい出版社14社(順不同)
 
売れる売れない二の次で/かっこのよろしい本つくり/読んでもらえりゃ万々歳/ そんな私は傾奇者/人呼んで百万年書房と発しやす/どうぞよろしくお願いいたします
どうして「小さい書房」という名前にしたんですか?とよく聞かれます。
大きいことには大きいなりの、小さいことには小さいなりの良さがある。
小さいメリットを活かしたくて、この名前をつけました。
「考えるきっかけになる本」をつくることがモット―です。
本の編集、営業、宣伝など、一人でやっています。
〜安永則子profile〜
1971年生まれ。長崎や福岡で幼少時代を過ごし18歳で上京。
東京外国語大学卒業。TBSテレビ入社。主に報道畑を歩む。
17年間勤めて退社し、小さい書房をスタート。
好きなことばは「実験」。立ったまま寝たことがある。
 
「READING BOOKS CHANGES YOUR WORLD ー読めば世界がちがってみえるー」
をモットーとしている出版社です。
雑誌・オンラインメディア『ソトコト』の連載の単行本をはじめ、
ローカル(地域)できらりと輝く方々にフォーカスした本を刊行しております。
また、ANAの機内誌『翼の王国』連載の単行本「翼の王国books」シリーズ、生物学者・福岡伸一「動的平衡」シリーズなどを主に発行しています。
 
 
亀のマークの総合出版社、左右社です。
昨年は、
・6万部を突破した英語独学法、新井リオ『英語日記BOY』
・「地方の半沢直樹」と絶賛された農業ノンフィクション、金井真紀『マル農のひと』
・SNSで話題を呼んだ著者初の風景画集、坂口恭平『Pastel』
など様々な本を刊行しました!
社名は書家・石川九楊先生に名付けていただきました。左、右ともに「祈り」の文字であり「たすける」という意味があります。そして二つの手を重ねることで「友」という字が生まれました。「友とともにあり、つねに人間と社会の本意を尋ね求める出版活動を願って」命名していただきました。
この未曾有のコロナ禍に際して、みなさまの心の支えになる本をお届けできるよう邁進してまいります。
 
アノニマ・スタジオは、
風や光のささやきに耳をすまし、
暮らしの中の小さな発見を大切にひろい集め
日々のささやかなよろこびを見つける人と一緒に
本を作ってゆくスタジオです。
遠くに住む友人から届いた手紙のように、
何度も手にとって読み返したくなる本、
その本があるだけで、
自分の部屋があたたかく輝いて思えるような本を。
2012年にひとりではじめた出版社、タバブックスです。
「おもしろいことを おもしろいままに本にして 気持ちよくお届けする」をモットーに、人文・文芸・芸術・コミックなど、さまざまなジャンルで気になるテーマの本を刊行しています。しごと・生き方・女性の本が多め、韓国フェミニズムの本も人気です。すべてのゆかいな仕事人のための『仕事文脈』ほか、『生活考察』『ランバーロール』などリトルマガジンも発行中です。
2021年は、好評『私たちにはことばが必要だ』著者イ・ミンギョンの『失われた賃金を求めて』からスタートしました。これからもあたらしい視点、ことばを発信していきます!
 
神保町の魚料理の老舗「魚玉」の二階にある小さな出版社です。名前を、方丈社といいます。面積そのものはまことに小さなところですが、深くて、豊かで、明るい会社です。「出版の原点とは何か。本をつくるというのはどういうことか」を、ずっと考えています。答えは、簡単には出せないけれど、思っていることはあります。
「深くて、豊かで、明るい本をつくる」
その一念のみで、本づくりに精進しています。おおげさなことをいうつもりはありません。ただ、本を手に取ってくれた人の、生活や、人生を、ほんのちょっとだけでも幸せにする。そんな心映えの一冊を、ていねいにつくっていきたい。「サバ塩定食」が名物の店の二階で、毎日そんなことを考えています。
 
東京・練馬の石神井公園近く、民家をリノベーションした社屋を拠点にして、2017年の前野健太『百年後』から現在まで11冊の本を送り出している「スタンド・ブックス」です。代表・編集の森山裕之が、「クイック・ジャパン」(太田出版)、「マンスリーよしもとPLUS」(ヨシモトブックス)の編集長などを務めたのち、独立。サニーデイ・サービス『青春狂走曲』、パリッコ『酒場っ子』、寺尾紗穂『彗星の孤独』、中島岳志『自民党』『保守と立憲』、スズキナオ『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』、山本教行『暮らしを手づくりする』など。音楽も政治もお酒の話も、すべて「生活」の視点からの本作りを目指しています。
クオン代表のキムが留学生として日本へやってきた当時、周囲の人たちが韓国文学をほとんど知らないことに驚きました。日本文学は韓国でも広く読まれているのに、こんなに韓国文学は面白いのに……。自分で翻訳して周囲に見せたり出版社へ提案したりするなかで、「自分で出版社を作ればいいんじゃない?」という友人の勧めもあり、2007年に誕生したのがクオンです。
韓国の「今」を感じることができる同時代の作品から、韓国では誰もが知っている名作まで文学作品を幅広く翻訳出版しているほか、オリジナル企画で韓国に関する本を出版しています。また、本の街・神保町に韓国の本を専門に扱うブックカフェCHEKCCORIを開いています。
 
 
エトセトラブックスは、フェミニスト出版社です。まだ伝えられていない女性の声は無限にあり、フェミニズムの形も個人の数だけ無限にあります。そんな女性たちの〈エトセトラ〉をお届けします。研究書だけでなく、小説や雑誌も刊行しています。年2回発行のフェミマガジン「エトセトラ」は、様々なフェミニズムの形を見せるため、毎号新しい責任編集長がそのとき伝えたいテーマを特集、アンケートページを充実させ読者参加型の誌面づくりに努めています。ひとりで始めた出版社なので扱える問題にも限りがあるため、かねてから念願だった「フェミニスト書店」をこの1月からオープンしました。古書から新刊まで、古今東西のフェミニズム書を集めています。
 
Hagazussa Books(ハガツサブックス)は、2つの版元の編集者を経てフリーの編集者として活動してきた千吉良美樹が、2019年にひとりで立ち上げた出版レーベルです。Hagazussaとは、ドイツ語の「Haga(垣根)」と「Zussa(女)」が合体した言葉で、「垣根を越える女」という意味があります。ドイツ語の「Hexe(魔女)」の語源にもなっていて、ちょっと特別な能力を持った女性たちを指す言葉でもあるそうです。そんな“Hagazussa”な女性たちの本を発刊していきたい、そして読んでくださる方々の選択肢や世界が広がるような本を作りたい——という思いから、レーベル名にしました。世代も性別も超えて、皆さんに魔法をかけられるような本をお届けしていきます。

はじめまして。
みなさまのライフスタイルにちょこっと混ぜていただきたい出版社のトゥーヴァージンズです。
電話口で正確に聞き取っていただけることがほとんどないので滑舌の練習を重ねる日々を送っています。
そんな社名にも実は由来がありまして、ジョン・レノンとオノ・ヨーコが1968年に発表した「<未完成>作品第一番 トゥー・ヴァージンズ」というアルバムから名付けられたものです。
ジョンとヨーコのように……という訳ではありませんが、
『消費されない何か』を生み出して、少しでも多くの『驚き』に出会いたい
そんなことを考えながら、本づくりをしています。
よろしくお願いいたします。
 
港の人は、鎌倉にある出版社です。何を隠そう、社主は広島出身、大の広島カープファンです。今回、故郷の皆さんに港の人の本を手にとっていただけることは、とても喜ばしいことです。日本語学、児童文化等の学術図書のほか、詩歌の本、文芸書などを出版しています。
1997年4月に創立。少し変わったこの社名は、縁の深かった詩人、北村太郎さんの詩集『港の人』からいただきました。事務所は、夏は海の家が建ちならび海水浴場として賑わう由比ケ浜海岸から歩いて5分ほどの場所にあり、海からいちばん近い出版社を自称しています。
港の人では、本に「帯」をつけていません。「本とは何なのか」という問いを、本の姿から受け取っていただければ嬉しいです。
今後ともよろしくお願い致します。
 
センジュ出版は、東京都足立区千住という下町の、築40年以上の木造アパート2階、6畳2間に事務所を構えています。発行はこれまで8冊。今回のフェア採択の3タイトル以外に、①何かに挑戦したい人におすすめ、俳優の斎藤工さんご推薦のロングセラー『ゆめの はいたつにん』、②谷川俊太郎さんおすすめ、こちらもロングセラーとなる、主にマタニティママへの『いのちのやくそく』、③NHK地域発ドラマのノベライズ『千住クレイジーボーイズ』、④雑誌「OZマガジン」編集長(当時)による書き下ろし小説、弱さを抱えた人達への『ハイツひなげし』、⑤将来不安を覚える高校生への小説『あの日ののぞみ246号』、いずれも手触り含めてお楽しみください。
 
 
 
  • 期間 2021年2月15日(月) - 3月31日(水)
  • 場所 蔦屋書店1号館1F
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