【広島 蔦屋書店】学問のすすめ~大人になって見る行きたい学校の夢

フェア・展示
2号館1F マガジンストリート 2022年08月18日(木) - 10月05日(水)
 
 
 
学問というと硬いが、本来「学び」はとても楽しいものだ。とはいえ、そう思えるようになったのは学校という枠組みの中での決められた勉学中ではなく、社会に出てあらゆることを経験したからだ。真面目とは言えなかった学生時代、もっと学んでおけばと思わないでもないが、自ら飛び込んでいった社会での経験はわたしにとってかけがえのない学びとなった。独立系雑誌NEUTRAL COLORS第3号の『大人になって見る行きたい学校の夢』というタイトルを見て、そんな夢を見ている人はけっこういるのでは?いたらステキだな、という思いから「学問のすすめ」ははじまった。書店の仲間と地域のあらゆる「学び」に携わる方々と学びある本を選び、「学び」について想いをよせていただいたのだが、12名いれば12通りの学びがあることがよく分かる。どう学ぶかはどう生きるかともいえるのではないだろうか。
 
 
 
 
 
 
 

 
それぞれの「学び」12章
 
 
 
学びの原体験といえば「世界児童文学集」だ。ホビットの冒険、ドリトル先生航海記、飛ぶ教室など、どこだかわからない遠い世界の物語に、通学路のアスファルトの先にはない道を見ていた。小さな世界で上位に入るために、かりかりと鉛筆と精神を削る学習塾の帰り道で何度も読み返した。自分にご褒美をあげるみたいに。そして大人になって記憶しているのは、数式や四字熟語ではなく、不思議な「あの世界」の方だ。娘のために児童文学全集を選んでいる。見やすい文字組みにアニメーション解説もついている。母親が選んでくれた岩波のものにしようか。いや、ポプラのそれも見やすくていいな。さて。
NEUTRAL COLORS  
ニュー・カラー
代表/加藤直徳
 
 
当たり前だけど子供たちはよく遊びます。その時には学ぼうという姿勢も見られません。ただ遊ぶ。けれど結果的に学びになっている。遊びには教育の本質がある事がわかります。また、遊びには単に学びに繋げるだけではなく生命活動の上で重要な要素があります。人だけでなく多くの生物で遊びが確認されています。タコとかアリとかダンゴムシとか、、、大人だって。
学ぶなら、生きるなら遊ぼう!
戸川幸一郎
江田島在住。美術作家として活動をしながら、主に幼児で保育士さん向けの遊びや関わりの指導や講演活動をしている。また、仲間と、遊びと暮らしが学びになる「と独楽舎」を立ち上げ、定期的に大人も子供も本気で遊ぶ活動をしている。
 

私にとって「学び」は、見聞きしたことや体験したことを自分の血肉とし自分のやり方を見出すことです。 私のフォトワークショップでは、私は教えるというよりも私の知っていることややり方を伝えるということを意識してしています。受講者の方々には、最初は真似でもいいのですが、自由に自分なりの撮影ができるようになって頂けるように、その手助けをしています。 自らが主体的にとか、能動的に動けるようになることが「学び」の素晴らしさかと思います。
DELTA Photography

代表/浅野堅一
フォトグラファー/ビデオグラファー
広島生まれ。広島を拠点に広告写真の撮影を生業にしながら、東京、NY、パリ、テグ、香港など海外での個展やグループ展の開催、アートフェアへも積極的に参加してる。音楽家、ダンサー、画家などのアーティスト写真など人物ポートレートの撮影も多く手がけ、近年ビデオグラファーとしての活動も開始。映像表現の幅を広げている。
 
 
サクサクと好きな本を選んだら見事に4冊食関係となりました。1冊は難しいこれからの時代の教育についての本ですが、「学ぶことは感じること」まずここからなのは変わらないです。遠隔での授業も浸透せざるを得ない時代となりましたが、空気感を体感すること感じることでの学びは代え難いものです。食も五感だけでなく身体で感じることです。食べることを通して人生を学ぶ、生き方が決まると信じています。
森末里子

フードコーディネーター/管理栄養士
フランスでの療養ホテルレストランでの経験や管理栄養士の資格を生かし、身体を作り心に染み入る料理の普及を目指して仕事をしています。子供や学生から大人まで、日々の充実させるため、健康に痩せる料理などの講師業、教室、レシピ紹介等。
 
 
 
 
私は、10代のころ、手話の勉強を始めました。その頃は、障害をもった人のことなどよく知らない子どもでした。耳の聞こえない人は私にとって、手話ができる、手話を教えてくださるすごい人でした。その後に、聞こえない人が不便なことがたくさんある、できないことがいろいろあることを知りました。それでも、先に「すごい」「ステキ」などプラスの印象をもったおかげで、聞こえない人を「すごい人」と思い続けています。
何事にもできるだけ先入観を持たず、自分でやってみたい、知りたいと思ったことに挑戦して行くことが、私にとっての学びですね。
特別支援学校教員
 
 
自分は沢山読んでいて本のことには詳しいと思っていた頃もありました。今思えばなんて愚かだったのか。書店員になり、沢山の本と出会い沢山の本好きと出会って自分が何も知らないということを思い知りました。その時からです、知らないということを悔しく思わなくなり、知ることの喜びが倍増したのは。そうなると毎日生きているだけで学びだらけです。知ることが喜びとなると共に、知らないことを見つける事が楽しみになるのです。
広島 蔦屋書店 
文学コンシェルジュ 江藤
 
 
 
 
“学び”と聞くと、恐らく多くの人は真っ先に、黒板へ向かって過ごしていた学生時代の日々を思い出すと思う。
それが何故かと言うと、学校という場所が人生の中で最も”学び”について意識的に取り組んでいた空間であり、時間であるからだと思う。
一方、では我々は学校でしか学ぶ事が出来ないのか?というと勿論そんな事はない。就職してから先輩の背中を見て仕事のノウハウを学ぶ事もあるだろうし、イイ人と巡り合って恋愛のイロハを学ぶ事だってあるはずだし、(これは何かちょっと違うが)何なら大人になってからだって学校には入れるのだ。そんな中、いついかなる時も私たちに“学び”を与えてくれるのが、他ならぬ「本」なのである。
広島 蔦屋書店
ワークスタイルコンシェルジュ 竺原
 
 
学びは能動的だ。受動的な学習や勉強、さまざまな経験などから惹かれた何かを追いかける作業だ。体力や知力、五感をフル活用してその世界に分け入り広げていく。気の遠くなるような長い時間を費やすこともある。そうやって得た何かは自身の奥深くに浸み込み血となり肉となる。それが学びだと思っている。歳を重ねると生きるために多くの教養や知識が身につくが、本当に学んだことはわずかだ。そのわずかの学びが私の武器となり砦となって私を形成している。
広島 蔦屋書店
人文担当 神崎
 
 
 
 
大学の必修授業の思い出。舌を噛みそうな名前の用紙に記録を取り、意味不明な作文に考察という題を付けて提出する。残業ならぬ残“授業”で夜になっていることも多々あった。助けを求める先輩もいない自分は、どう乗り切ったかも記憶が曖昧だが、今回こそは無理だと毎回思っていたのだけは覚えている。よく友達から進級できそう?と聞かれていた。
そのおかげか社会に出た今、大抵のことはあれよりマシに思える。自分が無理だと思っていたことの多くはそんなに無理じゃないのかもしれない。本当に無理なこともあるけど。
きっとあれは知識よりも忍耐力を学ぶための授業だったのだと思うと、とても納得がいく。学びと聞いてそんなことを思い出した。
広島 蔦屋書店
看護担当 高橋
 
 
「学び」は楽しい。大人になった今だからこそ、いつからでもどこからでも誰だって始めることができる。大切なのは、心の窓を大きく開き「なんだこれ?」とか「これ好き!」などの感情に応えること。その時点ですでに「学び」は始まっている。興味が湧いた方向へまず踏み出す。「いまさら」も「遅すぎる」も関係ない。そこにあなたの行きたかったあなたのための学校が建っているのです。ほら、始まりのチャイムが聞こえるでしょ!
広島 蔦屋書店 
暮らしコンシェルジュ 犬丸
 
 
世の中を知り尽くすのは難しい。
この世界は、まだまだ知らない事だらけです。
人はふとしたことがきっかけで、知りたい事ややりたい事に目覚めることがあります。
例えば一冊の本との出会いが、新たな世界の扉を開いてくれるかもしれません。
色々取り組んでいくうちに、「わかった」や「できた」が増えていくことは、大人になっても嬉しいものです。
あなたの知的好奇心は、まだまだこれからも大活躍していくことでしょう。
広島 蔦屋書店
児童書担当 村上
 
 
飽き性で意志の弱いわたしは、これまで色んな事を学んでは中途半端にしてきた。ギター、中国語、パン、空手、ヨガ、スピードラーニングも全部揃えたし、最近はある国家試験の問題集も買ってみた。何がしたいんだと言われそうだけど、色々したいのだ。これから学びたいのは宗教と愛着障害とリンパマッサージ、我ながら単純だなと思うがそれでよい。学び方に規定などいらない。この調子でこれからも学んでいこうと思う。ちょうどまわりに本もたくさんあることだし。
広島 蔦屋書店
食コンシェルジュ 河賀
 
 
 
 
みんなで選んだ本を5教科に分類し並べてみたらとても面白いブックフェアになりました。この本はどんな学びがあるのかな、と考えながら手に取ってみると楽しいかもしれません。その1冊からきっとまたあなたの学問のすすめがはじまるのです。
 
 
 
 
 
  • 期間 8月18日(木) - 9月5日(水)
  • 場所 2号館1F マガジンストリート

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