【広島 蔦屋書店】旅のしたく
フェア・展示
1号館1F ギャラリースペース 2018年06月16日(土) - 07月22日(日)
旅のしたくと旅の本
(広島 蔦屋書店 コンシェルジュ 江藤宏樹)
実はあんまり旅は得意ではない。
知らないところに行くのは不安だし、なにより方向音痴なので、考え事をしていると自宅に帰るのに道に迷ってしまうほどだ。
旅の途中でお腹が痛くなったらどうしよう、トイレはきれいだろうか、コンビニがあればいいけど、なかったらどうしよう。
海外なんてもってのほか、日本語が通じないところで生きていける気がしない。
だけど、旅の本は好きなんだ。
沢木耕太郎の深夜特急を読んでバックパッカーに憧れたり、高野秀行の冒険譚を読んでわくわくどきどきするし、最近では、丸山ゴンザレスのダークな旅を読んで、そのスリルにゾクゾクしたりもする。
でも、たぶん行けない。
旅は苦手だけど、釣りは好きで学生の頃は時間があればすぐに出かけて野池を巡って釣りをしていた。
釣りって当日はもちろんのこと、前日の準備が楽しいんですよね。
リールの糸を巻き変えて、明日使うルアーを選んだり、道具箱をきれいに整理したり。
釣りの本を読んだり。
『フィッシュ・オン』は、開高健が世界を旅して釣りをしまくる紀行エッセイです。
とにかくかっこいいんですよね。大人の釣り旅。この本を読んでいるだけで、自分もかっこいい大人になった気分になれます。
旅には向いてない自分ですが、この本を読むことで旅にでた気分になれるのです。
忙しくて時間がない、そんなにお金に余裕がない、実行するのは意外と面倒、ですが。
本を読めば旅に出ることができます。
いつか行く旅を想像して、その準備をしているあなたは、すでに旅に出ているのです。
さて、そろそろ次の旅に出るとしますか。
【取り扱いブランド】
PAPERSKY STORE
「地上で読む機内誌」がコンセプトのトラベル・ライフスタイル誌『PAPERSKY』がプロデュースする、トラベル・ショップ。 日本をはじめ世界各地を取材するなかで出会った、軽量でコンパクト、シンプルで美しいデザインの旅道具=‘Travel Tools'を取り揃えています。Have a Good Trip!
NISHIGUCHI KUTSUSHITA
1950年から靴下づくりをつづける日本のファクトリー生まれの靴下ブランドです。
履く人のことを真面目に考えてつくること。「はくひとおもい」という言葉に込めたその想いが、私たちの靴下づくりの原点です。良質な天然素材、新旧マシンの特徴を生かした編み方、時代にとらわれないデザイン、そして価格。その一つ一つのこだわりは、すべて履く人のためを追求した答えです。トレンドだけを追い求めるのではなく、長く愛用できる定番をつくり続けます。
BAN INOUE
蚊帳の日常着
風は通すが蚊は通さない蚊帳素材。その通気性、吸水性の良さに
加え、洗うほどにふんわりとやさしい着心地が特徴です。
その特徴を活かし、蚊帳を日常着に。
かつて日本人が湿潤な気候に適した蚊帳で安眠を得たように、
蒸し暑い日本の夏を蚊帳素材の日常着で快適に過ごしてみませんか。
RILLA GO RILLA
RILLA GO RILLAはバッグを専門にデザインをするオランダの会社です。
オランダの若いデザイナーたちとコラボでバッグをデザインし、そのユニークなバッグコレクションが次々に生まれています。このフェアで取り扱いをしているTinne+Miaは二人の若きデザイナーの名で、シンプルで毎日使っても飽きないデザインが魅力です。柔らかい感触のPUレザーで作られているので、スーツケースの中にいれておけば、旅先でも大活躍すること間違いありません。
- 日時 6月16日(土) - 7月22日(日)
- 時間 10:00~22:00
- 場所 1号館1F ギャラリースペース