【広島 蔦屋書店】住まいを大事に 箒のある生活

フェア・展示
2号館1F 広島 蔦屋書店 2018年10月26日(金) - 12月06日(木)
先日の朝、窓の外から「ボォー」と汽笛が3回鳴りました。
ベランダに出て見ると大きな豪華客船が港に停泊していました。
どんなゴージャスな人たちがあの船の中で生活しているのだろうかと思うと同時に、なぜか「今の生活を大事にしよう」と思いました。
今までなら、きっと「わたしもあんな船に乗って旅行してみたい!」と思ったはずなのに。
 
家の事、いわゆる家事があまり好きではありません。
でも世の中「ていねいな暮らし」「おしゃれな暮らし」に関するテレビ番組や雑誌は多いです。確かに憧れます。素敵だなと思います。
けれど、人それぞれ何がていねいか、何がおしゃれかは違います。
 
わたしの友人に専業主婦ですが、履歴書の職業欄に“ハウスキーパー”と書きたいというほど、家の仕事が好きな人がいます。
彼女の家はとても心地のよい空間で、庭にはバラ、家の中はきちんと整理され、中でも使い勝手のよさそうなキッチンは、いかに料理をすることが好きなのかが、目に見えて分かります。
けれど、特別がんばっている感じではありません。
あの家は、友人そのものなのです。
彼女のことを思うと自然とあのすてきな家と住まい方を思い出します。
 
家はその人となりが表れているのかもしれません。
毎日毎日を過ごす場所ですから当然ではありますが、その時々の感情で様々に変化します。試験前の整理整頓、気を静めるための鍋磨き、いらいらしている時の衝動買い、気分一新するための引っ越しなど、家の様相は気持ちによっても変わります。
 
では、今わたしの家に何年も置いてあるものは正解なのかと考えてしまいます。
わたしが多少なりとも成長しているのなら、この家も変えていくべきなのかもしれない。あれもこれも手放すべきかもしれない。家が変われば、わたしももっと落ち着きのある大人になれるのかもしれない。年末の大掃除を前に妄想だけが膨らんでいきます。だから片付かないのです。
 
でも気がつきました。家事が好きではないわたしの掃除の仕方は変わってきていることに。
掃除機が苦手なわたしは、棕櫚の箒を使うことが多くなりました。ただ単に手軽なのです。掃除機をえいやっと出して、ゴロゴロ引きずり回すより、軽い気持ちで掃除にとりかかれます。音も静かで、思いのほか出てくる埃を目の当たりにして満足。そして電気代がかかりません。機械音ではなく、あの優しい音を聞きながら家をきれいにすると気持ちも落ち着きます。
 
話しがいろいろ逸れますが、棕櫚の箒について少し触れてみます。
棕櫚とはヤシ科の木で、棕櫚箒は熟練の職人による手巻き、手作り品です。ただ原料の棕櫚皮は、皮を削ぐ職人がいないため、台湾や中国より調達しています。素材の棕櫚は樹皮そのものに植物性油脂を含んでいるため、腐りにくく、また生命力も強いため15年から20年は耐久性があります。また、掃く事によって油脂が床に移り、天然のワックスがけ効果もあるのです。
なんといっても気に入っているのは、その佇まいです。場所もとらず、凛としたその姿に掃除しなくてはいけない義務感はなく、心穏やかに住まいを大事にしようという気持ちにさせてくれます。
住まいを大事にということは、わたし自身も大事にということ。
日々大事に過ごしていければ幸せです。
 
今年の「住まいを大事に」フェアでは、昨年より箒も割烹着も種類が増えています。
ぜひ手に取ってご覧ください。
広島 蔦屋書店 島津

 

【お取り扱いブランド】

うおくに商店

創業昭和21年、和歌山駅前の卸小売商店街にある乾物のセレクトショップです。毎日の体と暮らしに、昔からある自然でよいもの、乾物と山物(薬味、棕櫚)を扱っています。初代より脈々と受け継いできた、変わることのないおもいは「おいしくて、よいもの。ただそれだけを。」

棕櫚製品は山本勝之助商店(明治13年創業 和歌山県海南市)のものを取り扱っています。

http://shop.kanbutsu-uokuni.jp/

 

増見哲

1939年の創業、大阪にある服飾資材と繊維製品を企画、販売しているメーカーです。
「現代の暮らしにマッチしたおしゃれで楽しい割烹着は作れないだろうか」と考え、割烹着作り50年の増見哲が生み出したのが、このkapoc(カポック)です。働く女性の強い味方になってほしいと願いながら、信頼の置ける日本の工場で丁寧に丈夫に作った、ハウスワーキングコートです。

https://masumitetsu.jp/

 

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  • 期間 10月26日(金) - 12月6日(木)
  • 場所 2号館1F 広島 蔦屋書店

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