memories people places アンデルス・ピーターセン

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スウェーデンの写真家アンデルス・ピーターセンの作品集。
本作は、ストックホルムにあるエンスケデ・スカルプネクス精神医療セクター（Enskede-Skarpnacks psykiatriska sekto）で撮影され、1995年に発売された『Ingen har sett allt.』に新たに未発表作品を加えた写真集です。
作者にとっては刑務所で撮影した『Fangelse』（1984）、老人ホームを題材とした『Ragang till karleken』（1991）に続く三部作の掉尾を飾る作品です。三部作の共通点は一般社会から隔てられ、親族やごく親しい友人をのぞけば目にする機会がない世界であることです。見えないために、人は限られた情報から心の中にイメージを育てており、時にそれが偏見につながることもあります。
本作はまぎれもなく作者が写真によってつくりだした世界だが、堅牢な壁に阻まれた閉ざされた世界ではなく、私たちと同じように平凡な人々が病を抱えながらも、笑ったり、悲しんだり、空想したり、ふさぎこんだり、騒いだり、おどけたり、郷愁を感じたりする世界です。

商品情報

発売日 2021年11月1日

品番GPHT11463J-9784908512537

製品仕様 200×260mm／96ページ／ハードカバー／800部

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