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空き地は海に背を向けている

著者: 浦部裕紀

取扱店舗:京都 蔦屋書店

販売価格 ¥6,000 (税込 ¥6,600

送料送料無料

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※ご注文後のキャンセル、ご注文内容の変更は承っておりません。予めご了承ください。

商品について日本語

あの映像はぼくの記憶の水底に澱のようなものを残し、それは今になって確かな熱を帯びていた。(収録テキストより)
2023年に開催された第三回ふげん社写真賞で、エントリー138名からグランプリに輝いた、浦部祐紀の写真集『空き地は海に背を向けている』です。

本作は、2011年3月11日の東日本大震災に端を発しています。当時東京にいた浦部は、メディアが連日衝撃的な映像を流し、「連帯」を熱心に呼びかけ、そしてそれを忘れていく社会に強烈な違和感を抱いていました。9年後、パンデミックが世界を覆い、「自粛」や「ステイホーム」などの言葉が飛び交うようになった時、浦部は被災地で「安心と安全」のために建設された防潮堤のことが気になり、複数回にわたって足を運ぶことになります。

そこで海と陸を無機質に分断する巨大な防潮堤と、コピー&ペーストを繰り返したような防風林の、あまりに単調すぎる風景を目の前にして、当時繰り返しモニター越しに見ていたショッキングな津波の映像の記憶との、あまりの落差に眩暈がしたといいます。その実感を一枚ずつ定着するかのように、岩手県宮古市から茨城県東海村までの海岸線沿いの空き地や、震災伝承館の模型、延々とつづく防潮堤、そして靄のような脳裏に浮かび上がる津波の映像を、東京の自宅のモニターにシフトレンズを向け長時間露光撮影していきました。(出版社より)

東日本の海岸線の景色と、脳裏に焼き付いて離れない映像の記憶が、交互に立ち現れるこの大判写真集は、浦部が社会や自分自身に対して感じた「やりきれなさ」や「怒り」が映り込み、2011年以後に生きる私たちに強くぶりかけるでしょう。

※こちらの商品は店頭併売商品につき、品切れの場合にはご注文をキャンセルとさせていただく場合がございます。ご了承ください。
※ご注文後のキャンセル、ご注文内容の変更は承っておりません。予めご了承ください。

商品情報

出版社 ふげん社

発売日 2024 / 06 / 30

品番KPHT10117W-9784908955303

製品仕様 B4変形(249mm×312mm)/並製本/オープンバック/96項

注意事項

通常、在庫がある商品は1~3日で発送いたします。
在庫がない場合は、在庫状況・納期をご注文後、メールにてご案内いたします。ご了承ください。
商品の返品及び交換は承っておりません。但し、商品の欠陥や不良など当社原因による場合には、返品・交換を承ります。

¥6,000 税込 ¥6,600