黄不動（きふどう）

商品について日本語

作家名：江場琳觀

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黄不動とは、滋賀・園城寺や京都・曼殊院に伝わる智証大師円珍が感得した金色の不動明王の姿をいう。一般的な不動明王と異なり、肉身を黄色にあらわし、火焔光背、条帛、頂蓮、弁髪をあらわさず、下牙を上唇の上に出し、飾り各所に鈴を使っているのも特徴である。

本像は、智証大師円珍が極限の難行に臨む状況下に、自らを戒め、導く存在を求めて見いだしたのではないかと琳觀は考え、制作にあたった。

装身具を金箔で仕上げる場合、通常ならば別製したものを漆塗りや金箔押しの工房に委ねることになるが、本作では後付けの馴染みの悪さを嫌い、体躯とともに彫り出したのち自身で漆箔を施している。

儀軌（儀式や仏像の規範）にあてはまらない異形のマイノリティーは唯一無二の存在でもあり、自身を戒める姿は独立を志していた当時の琳觀にとって自身と重なり強く惹きつけられたという。

商品情報

発売日 ー

品番GJPN10517A

製品仕様 H580×W310×D250 mm

【材質】楠（漆、金、プラチナ、アクリル絵の具、絹組紐、錺金具 = 銅製鍍金）
【仕上げ】 淡彩色／截金仕上げ

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