【広島 蔦屋書店】瀬戸内国際芸術祭2022 ―夏―
2号館1F アート スラットウォール 2022年08月04日(木) - 09月04日(日)
瀬戸内国際芸術祭2022の夏会期が8月5日から9月4日の期間で開催されます。
夏会期では、休暇を少し長めに取り、いくつかの島をゆっくりとめぐるのも楽しそうです。
現代アート作品を通し島の美しい自然や伝統文化などの魅力を再発見するだけではなく、そこに暮らす地域の人々とのふれあいが、訪れた人それぞれにとって印象的な唯一無二の芸術祭となることでしょう。
世界中から訪れる人々が瀬戸内の海で結ばれる、交流の懸け橋となる国際芸術祭です。
夏会期では、休暇を少し長めに取り、いくつかの島をゆっくりとめぐるのも楽しそうです。
現代アート作品を通し島の美しい自然や伝統文化などの魅力を再発見するだけではなく、そこに暮らす地域の人々とのふれあいが、訪れた人それぞれにとって印象的な唯一無二の芸術祭となることでしょう。
世界中から訪れる人々が瀬戸内の海で結ばれる、交流の懸け橋となる国際芸術祭です。
広島 蔦屋書店 犬丸
今回は、瀬戸内海の東側の島、小豆島・豊島・直島・男木島・女木島のおすすめ作品をご紹介します。
小豆島
《空の玉/寒霞渓》 青木野枝(あおき のえ)
鉄の球体のなかに入って雄大な自然を味わう
大渓谷と瀬戸内海を一望できる寒霞渓は、島の固有植物や奇岩を見られる景勝地として、国立公園や日本遺産に指定されてきた。今回、直径約4メートルの鉄の球体で見晴台をつくる。鉄は、時間の経過により錆色に変わり、周囲に溶け込んでいく。
鉄の球体のなかに入って雄大な自然を味わう
大渓谷と瀬戸内海を一望できる寒霞渓は、島の固有植物や奇岩を見られる景勝地として、国立公園や日本遺産に指定されてきた。今回、直径約4メートルの鉄の球体で見晴台をつくる。鉄は、時間の経過により錆色に変わり、周囲に溶け込んでいく。
Photo:KIOKU Keizo
《ダイダラウルトラボウ》 伊東敏光(いとう としみつ)+広島市立大学芸術学部有志
日本の山河を造ってきた巨人
次を構想し、しばし休憩する
拡幅工事に伴い取り払われた神浦地区の小径の石垣、厳島神社に関連した廃船のほか、瀬戸内海の各所で集めた流木を組み合わせて、大宇宙や自然界と人間社会とをつなぐためのアイコンとしての巨人をつくる。
日本の山河を造ってきた巨人
次を構想し、しばし休憩する
拡幅工事に伴い取り払われた神浦地区の小径の石垣、厳島神社に関連した廃船のほか、瀬戸内海の各所で集めた流木を組み合わせて、大宇宙や自然界と人間社会とをつなぐためのアイコンとしての巨人をつくる。
《はじまりの刻》 三宅之功(みやけ しこう)
夕陽を浴びて島とともに生きる命の象徴
己の記憶は朧げにはじまり、いつの日かこの世に存在していることに気づく。
この世のすべては一期一会。その時、その瞬間の出来事。
いまははじまりのとき。
高さ3.7m、幅2.4mの陶でできた作品。卵には草が生えて命を宿す。
夕陽を浴びて島とともに生きる命の象徴
己の記憶は朧げにはじまり、いつの日かこの世に存在していることに気づく。
この世のすべては一期一会。その時、その瞬間の出来事。
いまははじまりのとき。
高さ3.7m、幅2.4mの陶でできた作品。卵には草が生えて命を宿す。
豊 島
Photo:KIOKU Keizo
《海を夢見る人々の場所》 ヘザー・B・スワン+ノンダ・カサリディス
海を夢見る人たちが座り、海を眺める椅子
オーストラリアを代表する現代美術家と建築家のユニットによる作品。漁網のようでもあり、流木のようでもある質感が鉄鍛造によって表現されている。地元から、あるいは遠く離れたどこかから、海を眺めにこの浜辺を訪れるさまざまな人たちが腰かけ、海や空をより身近に感じ、思考を浮遊させるための場所。
海を夢見る人たちが座り、海を眺める椅子
オーストラリアを代表する現代美術家と建築家のユニットによる作品。漁網のようでもあり、流木のようでもある質感が鉄鍛造によって表現されている。地元から、あるいは遠く離れたどこかから、海を眺めにこの浜辺を訪れるさまざまな人たちが腰かけ、海や空をより身近に感じ、思考を浮遊させるための場所。
直 島
海の駅《なおしま》 妹島和世(せじま かずよ)+西沢立衛( にしざわ りゅうえ) / SANAA
海の玄関・宮浦港のフェリーターミナル
広くて薄い鉄板屋根を細いポールが支える軽やかな平屋建ては、開放感のあるデザイン。観光案内所やカフェ、特産品販売店などの施設で構成される。
海の玄関・宮浦港のフェリーターミナル
広くて薄い鉄板屋根を細いポールが支える軽やかな平屋建ては、開放感のあるデザイン。観光案内所やカフェ、特産品販売店などの施設で構成される。
Photo:Daisuke Aochi
《直島港ターミナル》 妹島和世(せじま かずよ)+西沢立衛( にしざわ りゅうえ) / SANAA
旅客船の待合室が本村港の新たなシンボルに
直径4メートルのFRP製の球13個を積み上げた半透明の建物は、船の待合所、駐輪所、トイレを備える。昼は外からの光を透過し、夜は照明で幻想的な雰囲気に。
旅客船の待合室が本村港の新たなシンボルに
直径4メートルのFRP製の球13個を積み上げた半透明の建物は、船の待合所、駐輪所、トイレを備える。昼は外からの光を透過し、夜は照明で幻想的な雰囲気に。
男木島
Photo:KIOKU Keizo
《漣の家》 眞壁陸二(まかべ りくじ)
ワークショップで完成させる人びとの「多様性」を示す壁画
倉庫の壁面に、さまざまな色に塗られたアクリル板を重ねて貼っていく。芸術祭会期中、島の住民や来場者のそれぞれが感じる「空と海の色」の板をつくるワークショップを数回行い、作品は徐々に増殖し、変化していく。
ワークショップで完成させる人びとの「多様性」を示す壁画
倉庫の壁面に、さまざまな色に塗られたアクリル板を重ねて貼っていく。芸術祭会期中、島の住民や来場者のそれぞれが感じる「空と海の色」の板をつくるワークショップを数回行い、作品は徐々に増殖し、変化していく。
女木島
Photo:NAKAMURA Osamu
《カモメの駐車場》 木村崇人(きむら たかひと)
目に見えない風のかたちをカモメの向きで視覚化
女木港の防波堤と防潮堤に、ずらりとカモメが並ぶ。その数、およそ300羽。風が吹くと一斉に向きを変えるさまは圧巻だ。
目に見えない風のかたちをカモメの向きで視覚化
女木港の防波堤と防潮堤に、ずらりとカモメが並ぶ。その数、およそ300羽。風が吹くと一斉に向きを変えるさまは圧巻だ。
(瀬戸内国際芸術祭2022 HPより)
会期中は、広島 蔦屋書店 2号館1F アートスラットウォールにて瀬戸内国際芸術祭2022をご紹介しています。フェア期間中、『瀬戸内国際芸術祭2022 公式ガイドブック』をはじめ芸術祭出展アーティストの書籍とともに、草間彌生さんのグッズのお取り扱いをしています。
【お取り扱いブランド】
LAMMFROMM(ラムフロム)
「LAMMFROMM(ラムフロム)」は、現代アートとデザインをテーマにした、既存の形態にとらわれない新しいスタイルを目指したセレクトショップです。”アート”をテーマにしたアートプロダクツやアート作品、そしてアートに関する様々な情報を提供することで、お客様とアートをつなぐ架け橋となることを目指しています。
瀬戸内国際芸術祭2022 ―春―
- 期間 8月4日(水) - 9月4日(日)
- 場所 2号館1F アート スラットウォール