【広島 蔦屋書店】ケアをひらく

フェア・展示
2号館1F マガジンストリート 2024年03月09日(土) - 03月31日(日)
 
ケアをひらく
 
《ケア》は、とてもあいまいな言葉です。狭く取るなら、病院や施設での「看護」や「介護」を指します。しかし本来の意味は、「気づかい」とか「その人の幸せを祈る」にまで広がります。私たちの日常生活は、そんな誰かが誰かの幸せを祈る行為によって支えられているのではないでしょうか。この「シリーズ ケアをひらく」では《ケア》の意味を最大限に拡張し、自由で、楽しく、野放図で、アナーキーなケアの世界に皆様をご招待します。

シリーズ「ケアをひらく」編集者 白石正明
 
 

今回のフェアでは、「ケア」について考えてみたいと思います。

医学系出版社の、医学書院には「ケアをひらく」というシリーズがあります。それぞれ専門家や当事者によって「ケア」について書かれているのですが、タイトルを読むととても個性的。『超人ナイチンゲール』『わたしが誰かわからない』『シンクロと自由』『みんな水の中』『やってくる』……。表紙カバーもとても不思議なものもあって、『どもる体』では人の口からその人自身が、バンザイしながらぬるりと飛び出してきています。

気になるものから、ぜひ手に取ってください。
そこには、わたしではないさまざまな体が無数に在って、読後には周りの世界の見え方が、がらりと変わってしまうことがとても多いシリーズです。読むにつれて体が動き出すような感覚もあります。

「ケア」とは特別な人のためのものでしょうか。「ケア」はとても身近で、誰でも行うことができ、また誰もが受けることができる相互的な関係の中にあるのではないでしょうか。
だからこそ「ケア」についてもっと知りさらに考えていきたいと思うのです。

まさに「ケアをひらく」フェアなのです。
広島 蔦屋書店 犬丸
 
 
【協力】
医学書院
https://www.igaku-shoin.co.jp/

今回のフェアに寄せて、「ケアをひらく」シリーズの編集者・白石正明さんに冒頭の文章を書いていただきました。ポスターにも記載しておりますのでご覧くださいませ。

 
  • 期間 3月9日(土) - 3月31日(日)
  • 場所 2号館1F マガジンストリート

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