【広島 蔦屋書店】翻訳家で本を選ぶ

フェア・展示
1号館1F 広島 蔦屋書店 2018年12月04日(火) - 01月06日(日)
世界文学の海へ繰り出すための航海士は翻訳家です。
その案内の上手い下手で私達の旅は変わります。
よりすぐりの素晴らしい航海士に集まってもらいました。
さあ、彼らを信じて、広い海に出ましょう!
 
広島 蔦屋書店 コンシェルジュ 江藤宏樹
 
 
 
 
【参加翻訳家】
柴田元幸
1954 - 
日本にアメリカ文学、主にポストモダン文学を紹介してきた第一人者。自身が好きな本のみを訳すというポリシーがあり、そのフィルターを通った作品の質の高さは保証されているとも言える。柴田訳の本を求める外文ファンも多い。
 
岸本佐知子
1960
海外の先鋭的な小説作品の翻訳を行い、海外文学愛好家たちのファンが多い翻訳家。最近もとんでもなくぶっ飛んだ内容の小説、ミランダ・ジュライの『最初の悪い男』の訳が大好評。またその奇妙な味わいのエッセイにも定評がある。
 
黒丸尚
1951 - 1993 
海外のSF作品の翻訳を多数手がけた。特にウィリアムギブスンの『ニューロマンサー』などの翻訳で披露された独特の黒丸文体は有名。SF小説にハードボイルドを持ち込んだ。伊藤計劃も黒丸文体に影響を受けた作家の一人である。
 
酒寄進一
1958 – 
ドイツ文学者であり翻訳家でもある。児童文学やファンタジーの翻訳が多いが、2011年に訳したシーラッハの『犯罪』が本屋大賞の翻訳部門で大賞を受賞している。その切れ味の鋭い翻訳にはファンも多い。
 
古屋美登里
1956 –
英米の小説の翻訳と、ノンフィクションの翻訳を手がける。特に亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズから出版された『帰還兵はなぜ自殺するのか』は名著として名高い。ヘビーメタル雑誌「BURRN!」での書評の連載も有名。
 
藤井光
1980 - 
英文学者であり翻訳家。新潮クレスト・ブックスという、世界の上質な文学作品を美しいブックデザインで読者に届けようというレーベルの中心的翻訳家。『すべての見えない光』ではTwitter文学賞海外部門1位に選ばれた。
 
野崎孝
1917 - 1995 
日本を代表するアメリカ文学の翻訳家である。サリンジャー、フィッツジェラルド、ヘミングウェイ、スタインベックなど巨匠の古典と言われる作品に初めて触れたのが野崎訳という読者は多いはず。
 
柳下毅一郎
1963 –
映画評論家としても有名であるが、殺人研究家でもあり、自称「特殊翻訳家」でもある。他の翻訳家があまり手を出さない特殊な文学作品を好んで翻訳しているため、コアなファンも多い。
 
大森望
1961 - 
書評家としても、アンソロジストとしても有名であるが、翻訳家として海外の優れたSF小説を日本に紹介している。「本の雑誌」など様々な媒体でSF小説の紹介なども行っており、SFファンからの信頼も厚い。
 
 
鼓 直
1930 –
ラテンアメリカ文学の研究者であり翻訳家でもある。ガルシア・マルケス『百年の孤独』やボルヘス『伝奇集』などの翻訳を行い、1970年代に起こったラテンアメリカ小説ブームを牽引した人物の一人である。 
 
青山南
1949 –
アメリカ文学研究者であり翻訳家でエッセイスト。ジャック・ケルアックやOヘンリー、フィリップ・ロスなどの翻訳を手がけて、現代アメリカ文学の紹介者として有名。書評やエッセイも多く手がけている。
 
沼野充義
1954 –
日本にロシア・ポーランド文学を紹介している翻訳家。翻訳家になったきっかけは、スタニスワフ・レムの作品に熱中したからという根っからのレム好き。『ソラリス』は数人の翻訳家が訳しているが、沼野訳で読んでいる人が多いはず。 
 
黒原敏行
1957 –
英米文学の翻訳家。早川書房で出版されている海外ミステリー作品の翻訳などを多く手がけていたが、最近では純文学や古典の翻訳も多い。スタインベック、ゴールディング、などの新訳も手がける。 
 
土屋政雄
1944 –
英米文学の翻訳者。カズオ・イシグロの翻訳などで知られるが、他にも巨匠の古典文学も多く翻訳している。ヘミングウェイ、モーム、スタインベックなども訳す。
 
橘明美
1958 – 
フランス駐在員を経て、フランス文学翻訳家となる。日本でも大ブームを巻き起こした『その女アレックス』を翻訳したことで知られる。その翻訳は、非常に読みやすく、ミステリー小説として全く違和感なくスピーディーに読ませることで評判。
 
村上春樹
1949 - 
小説家であり、文学翻訳家でもある。自身が影響を受けたという、スコット・フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァー、レイモンド・チャンドラーなどの海外作家の作品を積極的に翻訳している。独特の春樹文体は翻訳作品でも健在である。
 
天野健太郎
1971 - 2018 
台湾での留学経験を生かして、台湾文学を日本に紹介することに尽力をしてきた人物。手がけた翻訳作品『13.67』は日本の本格ミステリーファンの間でも高い評価を得た。これからの活躍が期待される翻訳家であったが、その早すぎる死が惜しまれる。
 
田内志文
1974 - 
フリーライターを経て、イギリスで翻訳を学ぶ。大ベストセラーとなった『Good Luck』の翻訳が有名。最近ではフランケンシュタインやドラキュラの新訳も手がけている。奇妙な小説を翻訳し日本に紹介していることからファンも多い。
 
 

 

  • 期間 12月4日(火) - 2019年1月6日(日)
  • 場所 1号館1F 広島 蔦屋書店

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