【500部限定】THE RED-CROWNED CRANE & THE END OF THE WORLD by Peter Granser ピーター・グランサー　柏木麻里　写真集

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「The Red Crowned-Crane & The End of the World（丹頂と世界の果て）」は、ドイツ人アーティストのピーター・グランサー（Peter Granser）による、人間と自然の複雑な関係性を問いかける写真集です。アコーディオン形式で制作された本作の片面には日本の屏風絵に着想を得た鶴のポートレート写真が、もう片面には「世界の果て」の火山から劇的に立ち上る蒸気の雲の連作が並んでいます。

北海道の先住民族であるアイヌは、火山活動や流氷などによって形成された険しく雄大な景観で知られる知床のことを「シリ・エトク（＝世界の果て）」と呼びます。この地は数千年にわたりアジアで幸福・長寿・忠誠の象徴とされるタンチョウの生息地でしたが、1920年代に人間の活動により絶滅の危機に瀕しました。タンチョウの救済劇は、その鳥自体と同様に日本において伝説的です。1952年の特に厳しい冬、ある農夫がタンチョウが避難していた田んぼに穀物を蒔き、最後の群れの一つを飢餓から救ったのです。人間は自然を破壊しますが、同時に一人の献身的な行動が種を、ひいては生態系全体を救うこともあります。

なお別紙にて、詩人の柏木麻里が本作のために制作した詩「丹頂と惑星」が収録されています。

商品情報

出版社 EDITION TAUBE

発売日 発売中

品番GPHT12243W-9783689170066

製品仕様 ハードカバー／240 x 320 mm／28 ページ／limited edition of 500 copies

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