鍵のかかった文芸誌

商品について日本語

本の中央を鍵穴が貫くデザインの文芸誌です。

SNSの普及でたしかに言葉は拡散しやすくなったけれど、見知らぬ誰かに評価されることに慣れ、その視線に支配されて、自分らしい言葉や価値観を大切にすることが難しくなっているのではないか―この問題意識を共有する編集者や小説家・詩人・漫画家がつくったのは、無制限に拡散するSNSとは対極にある、「鍵を開けなければ読めない」紙の本でした。

「鍵をかけて大切にしまっておきたい物語を書いてください」というお題のもとに、あけすけに拡散させるには繊細すぎるけれど、隠しておくには勿体ない、とっておきの小説や詩、漫画を収録している1冊です。作品ごとに異なる紙やデザインを用いて、外からは隔絶されたそれぞれの物語の世界を追求しました。本の背部分には、寒冷紗(かんれいしゃ)と呼ばれる、普段は製本の過程で見えない部分に使用されることの多いメッシュ状の布を使用し、製本後に一冊ずつ、職人がタイトルをシルクスクリーンで手刷りしています。本を開く際には、特注で制作したスズ合金の鍵をくるりと回すと引き抜くことができ、外した鍵はスピンに巻き付ければ栞として機能します。

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商品情報

出版社 鍵出版

発売日 発売中

品番KLIT10036A-2526101399990

製品仕様 B6判、384P、特製鍵付き

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