本を開いて こころに風を吹き込んで -コンシェルジュ文庫- 宮台由美子  価格の高い順

蔦屋書店,コンシェルジュ文庫

本を開いて こころに風を吹き込んで

幼い頃は、道端にある植物を観察したり、空の雲をただ眺め、風を感じたりする「なんでもない時間」があった。
誰からも邪魔されないし、何かに追われることもなかった。
だから大人になって、こころが縮こまったりザワザワしているときは、その頃のことを思い出しながら本を開いてみる。
自然科学の本の中には、幼い頃の自分が見ていた不思議や驚きを、もっともっと深めて夢中になった人がたくさんいる。
ちょっと変わり者、でも夢中になって問いに生きる人や言葉に触れると自分の中にも風が通り、視界が広がって幼い頃に過ごした「なんでもない時間」が訪れる。
世界は知らないこと、わからないことがいっぱいだから、揺れたり、考えたりして過ごしてみようか。
こころに風を吹き込むような本で、世界の広さを感じてみてはいかがでしょうか。

#08
代官山 蔦屋書店,コンシェルジュ,宮台由美子

宮台 由美子 (みやだい・ゆみこ)
代官山 蔦屋書店 人文コンシェルジュ

大手書店の哲学思想担当後、10年ぶりに書店に復帰し2016年より現職。哲学・思想・心理・社会などの人文書の選書展開やイベントの企画などを行う。対話イベント「代官山人文カフェ」の企画人。人文書、学術書の魅力を多くの人に伝える「人文書の伝道師・エバンジェリスト」として日々情報を発信しています。

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