【ENGLISH EDITION】LUIGI GHIRRI: VIAGGI by James Lingwood (ed.) ルイジ・ギッリ ジェームズ・リングウッド 写真集

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イタリアのカラー写真界のパイオニアでもあるルイジ・ギッリ（Luigi Ghirri）の作品集。ルガーノの「MASI美術館（MASI Lugano / Museo d'arte della Svizzera italiana）」と「MACK」による共同刊行として作られた本書は、同美術館で2024年9月から2025年1月まで開催されている展覧会に伴い刊行されました。

ギッリの作品群は限りなく自由かつ豊かで、作者自身の尽きない好奇心から湧き出てきているものでありますが、中でも「旅」というものに惹きつけられる思いは、写真のみならず出版物や著作の中に響き渡っているのがよく現れています。本作は1970年から1991年の間に生まれたルイジ・ギッリの写真作品を通じて、イギリス人キュレーター、ジェームズ・リングウッド（James Lingwood）によってその道筋を描かれている一冊。「VIAGGI（＝旅）」がいかに多様な方法で表現されているかを探ります。

イタリア北東部にある山地ドロミーティや北イタリアの湖などの象徴的な風景、アドリア海や地中海沿岸の海辺のリゾートが描く鏡像の世界、美術館、博物館、遺跡やテーマパーク、地図の中や絵葉書の上、そして作家自身の本棚に並ぶ示唆に富む書籍や思い出の品々の写真を収録。馴染みのある名所や思いもよらない回り道をしながら、作品アーカイブの中から発掘された未公開作とあわせて、ギッリの最も愛されてきた写真群を織り混ぜています。

20世紀後半を代表する作家ルイジ・ギッリの作品群を、氏の最も愛される不朽のテーマのひとつである「旅」を通して紹介し、大衆向けの写真や観光産業が溢れる時代において作者が創作した、遊び心と奥深さがみられる唯一無二のイメージづくりのコンセプトを大いに掘り下げています。キュレーターであるトビア・ベッツォラ（Tobia Bezzola）、前述のジェームズ・リングウッド、美術史と写真史の専門家であるマリア・アントネラ・ペリザリ（Maria Antonella Pelizzari）によるエッセイでよりその内容は補完されており、イタリア内および世界中における作品の文脈、作者が夢中になって携わったイメージの制作とその消費をより広く探り、いかにして作品に関連づけられているかを解説しています。

商品情報

発売日 発売中

品番GPHT12082W-9781915743619

製品仕様 ソフトカバー／184p／215 x 250 mm

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