広島 蔦屋書店が選ぶ本 VOL.381『その名前をいつか』青山 ヱリ 朝日新聞出版
蔦屋書店・飯田のオススメ広島 蔦屋書店が選ぶ本 VOL.381『その名前をいつか』青山 ヱリ 朝日新聞出版
『あなたの四月を知らないから』で鮮烈なデビューを飾った新鋭作家の青山ヱリ。
待望の2作目となる『その名前をいつか』は、恋や友情と表現するには危うく、でも強くて美しい関係を描いた作品です。
待望の2作目となる『その名前をいつか』は、恋や友情と表現するには危うく、でも強くて美しい関係を描いた作品です。
海辺の街に暮らす藤原立花(リッカ)にとって、中学二年生の時に転校してきた舘村曜(ヨウ)は特別な存在だった。
相手のことを知り尽くしてそのすべてを、ひとりじめしたくなるほどにヨウのことを好きになっていくリッカだったが、ヨウは転校して彼女の前から去ってしまう。
それから十五年後、リッカは音信不通となっていたヨウと再会を果たすことになり、再び二人の物語が動き出します。
リッカへのヨウの想いはひと言では言い表せない。ただ、きっとリッカは手を伸ばさずにはいられなかったのだろう。何を手放したとしても。どこにもたどり着けないとしてもだ。
読後には、人を好きになることについて、きっと言葉にできない感情がこみ上げてくるでしょう。