【広島 蔦屋書店】へいじつのよみきかせ 1月

交流イベント
1号館2F キッズスペース 2026年01月01日(木) - 01月31日(土)
 
広島 蔦屋書店 親と子フロアでは、おもに未就園児親子を対象にした「へいじつのよみきかせ」を平日毎日(13時30分~)開催しています。
子どもたちが最後の1冊まで楽しんでもらえるように、15分間の中に大型絵本や楽器あそび、歌あそび、ふれあいあそびなどを取り入れながら、読み手によって工夫をしています。
途中で出入りもOKですよ。
 
 
 

 
 
 
 
Kidsコンシェルジュが提案する絵本を軸とした親と子の過ごし方。
今回は、「コミュニケーションの育て方」をテーマにお送りします。
 
新年あけましておめでとうございます。
本年も、たくさんの素晴らしい絵本をみなさんへ届けていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
年を追うごとに感じるのですが、気候が温かいこともあり、あまり「お正月」という感じがしないなあというのが正直なところ。ですが、お正月の雰囲気を子どもに体感してもらうことは知識を身に付けることにもつながります。お正月の神様を迎えるための大掃除をしたり、しめ縄、干支を飾ったり、おもちを用意したりする習慣。三が日には家族で初詣に行き、お雑煮やおせち料理を食べてゆっくり過ごす。お年玉は子どもの一番の楽しみでしょう。この先もきっと変わらない日本の古き良き「お正月」を知り、ぜひ家族で楽しく過ごしていただきたいと思います。
 
さて、今回のテーマは「コミュニケーションの育て方」
書店で仕事をしていると、小学生の子どもさんに「マンガはどこにありますか?」などと尋ねられます。当たり前といえば当たり前なのですが、「自分で言えるなんてしっかりしてるなぁ」と感じます。しかも、案内すると「ありがとうございました」と丁寧に言ってくれてとても嬉しい気持ちになります。
「最近の子どもは」という言葉でくくってしまうのは失礼なのかもしれませんが、あえてそう言わせてもらうと、初対面の人と話すことに苦手意識を持つ子どもが多いと感じます。今の時代、電話をかけなくてもラインで伝えられるし、ネットで買い物ができたり飲食店ではスマートフォンで注文ができたります。対面で話をしなくても、用事が済んでしまうのです。そんな世の中だからこそ、知らない大人の人に自ら尋ねるということはすごく勇気のいることなんじゃないかなと思ったのです。また、レジで接客をしている時、文庫本に「カバーをかけますか?」とお子様に尋ねるのですが、隣にいる親御さんが「お願いします」と即答。こんな場面に遭遇すると、せめて子どもに「どうする?」と尋ねてみませんか?と思うのです。子どもも、返事を親任せにしないで、自分で「YES」「NO」を伝える。簡単なことのようですが、意識しないとできないことなんです。
 
お店の人に尋ねたり、必要な電話をかけたりすることはこれから先必ず直面することですから、自分が探しているものや自分がこうしたいと思うことを自分でちゃんと言えるようになってほしい。それを待ってあげられるのが、親の力量だと思うんです。日頃子どもの思いを待たないで即答しているにも関わらず、そういう時だけ「知らんよ、自分で聞きんさい」は子どもに失礼ですよね。普段から「サポートするよ」という関係を築いておくことで、子どもは少しずつ勇気を出せるようになるんです。子どもの「伝えようとする気持ち」に寄り添い、スキルが身につく体験ができる場を用意してあげましょう。言いたいことを自分の言葉で伝えることができるのは、自分のことを大事にしている証拠。ステキな一面ですよ。
とはいえ、「待つ」ことって本当に大変です。忍耐ですよね。
私はせっかちで、全然子どもを待ってやれなかったという後悔があります。
ほんの先日のこと。2歳くらいの男の子が、お母さんに連れられて何か言いたそうに私の前にやってきました。お母さんは私に、「言いたいことがあるみたいで」と子どもを促します。
男の子に、「何かな?教えて」と聞いてみると、指差しながら私をある所へ連れて行ってくれました。滑り台のある遊び場まで行くと、しゃがんで靴置き場を指さしたので覗いてみると、紙のコーヒーカップが置いてありました。「ここにわすれものがある」と言いたかったのでしょう。「教えてくれてありがとう。捨てておくね」というと、とても満足そうにお母さんと手を繋いで帰っていきました。
この男の子の行動も素晴らしいのですが、そばにいたお母さんが子どもの「伝えようとする思い」を大切にする様子に感動でした。「忙しいのにすみませんでした」という優しいお心遣いもいただき、ステキな親子だなと感心しました。
2歳の子どもを子育てしていた頃の私には、到底知り得なかった「待つ」ことの意味。「子どもがまだ小さいから」「まだ無理でしょう」と決めつけず、思いを伝える場を作ってあげられるなんて、すごくステキな子育てじゃないですか?
安全面の配慮は欠かさず、親御さんのサポートの範囲でまずは体験できる場を作ってあげてみてはどうでしょうか。
 
私は書店の仕事を通してお客様と接することで、たくさんの嬉しい体験ができます。ぜひ子どもたちにも、人とコミュニケーションを図ることの喜びや安心感を少し感じてもらえたら嬉しいです。
 

【今月のおすすめ絵本】
『ぐるんぱのようちえん』
西内 ミナミ 作 / 堀内 誠一 絵
【あらすじ】
ぐるんぱは、ひとりぼっちの大きなぞうです。ビスケットやさん、靴屋さん、ピアノ工場、自動車工場……。ぐるんぱは、色々な仕事場で一生懸命に働きますが、つくるものが大きすぎて失敗ばかり。そんなときぐるんぱは、子どもがたくさんいるお母さんに出会います。子どもたちの世話をたのまれたぐるんぱは、とても素敵なものを作ります。それはぐるんぱが作った大きなものでたくさんの子どもたちが遊べる、すてきな幼稚園でした。
 
【読み方アドバイス】
楽しく仕事をしながら、失敗してもめげずに何度でもチャレンジする「ぐるんぱ「を見ていると、とても勇気が湧いてきます。読んでいる時の子どものつぶやきや感想をしっかり聞き、感じたことを伝えようとする気持ちを受け止めてあげましょう。
4歳~
 
 
「絵本のひろば」に来ませんか?

広島 蔦屋書店では月1回「絵本のひろば」を開催しています。この絵本がすごく好き、小さいころのエピソードや思い出、子どもにぜひ読んであげてほしい!など、絵本について何でもおしゃべりしませんか?話をするのはちょっと…と思ったら聞くだけでも大丈夫!絵本好きの人、一緒に楽しい時間を過ごしましょう!

 
■ 広島 蔦屋書店  絵本のひろば37
1月23日(金)11:00~12:30
1号館2F ワークショップテーブル
詳細はこちら
 
 

 
こちらも合わせてお読みください。
 
 
広島 蔦屋書店 kidsコンシェルジュ 宮本 陽子
 
 
  • 時間 13:30~13:45
  • 場所 1号館2F キッズスペース
  • 参加料 無料
  • 予約 不要
  • 講師 広島 蔦屋書店 Kidsコンシェルジュ
  • 問い合わせ 広島 蔦屋書店 082-501-5111

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